特許
J-GLOBAL ID:200903005090760251

適応制御装置の収束係数決定方法及び能動型騒音制御装置並びに能動型振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-092019
公開番号(公開出願番号):特開平7-295578
出願日: 1994年04月28日
公開日(公表日): 1995年11月10日
要約:
【要約】【目的】確率勾配アルゴリズムに用いられる収束係数を、熟練者等に頼らなくても容易に且つ適切な値に設定できるようにする。【構成】所定のタイミングで図4の処理を実行させる。ここでは、先ず回転数制御信号RCを出力してエンジンの回転数をこもり音のレベルが問題となる回転数とし(ステップ101)、LMSアルゴリズムの更新演算の更新量を決める勾配(∂Je/∂Wi )を演算し(ステップ108)、最も急峻な勾配を求める(ステップ112)一方、適応ディジタルフィルタのパワーの最適値|W(opt) |2を求め(ステップ107)、その最適値に基づき原点(0,0)に最も近い位置にある最適点(W0(opt),W1(opt))を求める(ステップ113)。そして最も急峻な勾配及び最適点に基づいて収束係数αを演算する(ステップ114)。
請求項(抜粋):
騒音源又は振動源から伝達される周期的な騒音又は振動と干渉する制御音又は制御振動を発生可能な制御音源又は制御振動源と、前記騒音源又は振動源における前記周期的な騒音又は振動の発生状態を表す基準信号を生成する基準信号生成手段と、前記基準信号をフィルタ処理して前記制御音源又は制御振動源を駆動する駆動信号を生成するフィルタ係数可変の適応ディジタルフィルタと、前記干渉後の残留騒音又は残留振動を検出し残留騒音信号又は残留振動信号として出力する残留騒音検出手段又は残留振動検出手段と、前記基準信号及び前記残留騒音信号又は残留振動信号に基づき前記干渉後の騒音又は振動が低減するように確率勾配アルゴリズムに従って前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段と、を備えた適応制御装置の前記確率勾配アルゴリズムに用いられる収束係数の決定方法であって、前記騒音源又は振動源からは前記周期的な騒音又は振動を一定周波数で発生させ且つ前記制御音源又は前記制御振動源からは前記制御音又は制御振動を発生させない状況とし、前記一定周波数から僅かにずれた周波数の仮基準信号を前記適応処理手段に供給して前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する処理を逐次実行させ、そのフィルタ係数の更新量を決める勾配のうち最も急峻な勾配を求め、その最も急峻な勾配と、前記残留騒音信号又は残留振動信号とに基づいて、前記収束係数を決定することを特徴とする適応制御装置の収束係数決定方法。
IPC (6件):
G10K 11/178 ,  B60R 11/02 ,  B64D 11/06 ,  F01N 1/06 ,  H03H 21/00 ,  G05B 13/02

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