特許
J-GLOBAL ID:200903005090769054

誘導加熱ローラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-087092
公開番号(公開出願番号):特開平9-260050
出願日: 1996年03月18日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 合成繊維の直接延伸に使用される誘導加熱ローラは回転ローラの外周面温度が均一とならず合成繊維などの太さの一定化が難しいが、これを解決する。【解決手段】 導磁部材15′を、半径方向外方に突出する複数の凸形磁極を持つ構造として、誘導加熱ローラ1の回転により発生するジュール熱により、ローラ表面の温度の均一化を行う。更に凸形磁極の半径方向内方に直流コイルを設け、凸形磁極により発生するジュール損をローラ表面に設置した温度センサにより検出し、更に軸方向両端の複数のコイルには制御装置から直流制御指令を与え、直流電流を制御することによりローラ表面の温度の均一化を行う。軸方向両端の直流コイルと中間の交流コイルを含めたコイル全体には、制御装置から交流制御指令を与え、軸方向両端の複数のコイルに直流と交流の制御指令を与え、中間のコイルには交流制御指令のみが与えられるようにする。
請求項(抜粋):
2重中空円筒状に形成され軸方向の一方端が開口部とされ、内方管体の双方の内面が回転軸(2)に密着されて回転軸取付部(5)となり、前記回転軸(2)と一体に回転し、外方管体の外周面が化学繊維の太さなどを調整するための誘導加熱ローラ(1)と;この誘導加熱ローラ(1)の前記外方管体と内方管体の中間の空間部に前記回転軸(2)に平行に配置された環状の平行部(6′)と、この平行部(6′)の軸方向両端から半径方向外方に立ち上がる係止部材(6d、6c)を有する環状鉄心(6)と;この環状鉄心(6)の前記平行部(6′)の外周面に前記誘導加熱ローラ(1)と同軸に巻回されたコイル(8)とを有し、前記回転軸(2)と相対回転可能にされた交流磁束発生機構(8A)と;前記誘導加熱ローラ(1)の外方管体の内周面に密着された2次導体(9)と、前記係止部材(6d、6c)の外周面に前記2次導体(9)と所定の空隙を保って配置され、前記交流磁束発生機構(8A)から発生する磁束を前記2次導体(9)へ導く環状導磁部材(15)と;を有する前記誘導加熱ローラ(1)において:前記環状導磁部材(15)に代わり、前記係止部材(6d、6c)の外周面上から円周方向に所定の間隔を保って突出し、交流前記磁束発生機構(8A)から発生する交流磁束を前記2次導体(9)へ導く複数個の凸形磁極(15a)を有する第1の導磁部材(15′)を設け、ローラの回転で発生するジュール熱によりローラ温度の均一化を行うことを特徴とする誘導加熱ローラ(1)。
IPC (2件):
H05B 6/14 ,  D02J 1/22 302
FI (2件):
H05B 6/14 ,  D02J 1/22 302 G

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