特許
J-GLOBAL ID:200903005103612419
誘導電動機の制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-044414
公開番号(公開出願番号):特開平9-238500
出願日: 1996年03月01日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】誘導電動機の負荷の大小に対応して加減速必要トルクを演算し、次いで走行トルクを演算し、速度指令値をこの走行トルクに見合った最大速度に制限することで、電動機をその最大能力で使用できるようにすることにある。【解決手段】電動機始動時のショックを軽減する速度補正期間におけるトルク指令値と速度指令値,またはトルク指令値と速度検出値から電動機のGD2 を求め、このGD2 から加減速必要トルクを演算する。または前記速度補正期間でのトルク指令値の平均値から加減速必要トルクを演算する。この加減速必要トルクを使ってをられる走行トルクから、前記GD2 に対応した最高速度を推定し、速度指令値をこの最高速度に制限することにより、負荷荷重が変化しても、それに見合ったトルクで運転できるように速度制御がなされる。更に前記加減速必要トルクを演算する際に、電動機磁束実際値の磁束指令値にて対する遅れを考慮した演算をすることで、制御の最適化も図る。
請求項(抜粋):
出力する速度指令値を、その変化率が変化した後一定し次いで再び変化する経過を経て速度設定器で設定した値に一致させる動作をする速度指令値演算回路と、誘導電動機から得られる速度検出値と前記速度指令値との偏差を入力して、調節動作によりその入力偏差を零にするトルク指令値を出力する速度調節器とを備え、このトルク指令値と別途に得られる磁束指令値とを使って、ベクトル制御により前記誘導電動機のトルクを制御する構成の誘導電動機の制御装置において、前記速度指令値の変化率が増大または減少している期間における前記トルク指令値と速度指令値とを入力してトルク指令値の微分演算値と速度指令値の二階微分演算値とを求め、前者を後者で除算することで負荷を含めた前記誘導電動機のはずみ車効果を演算し、このはずみ車効果演算値に前記速度指令値の微分演算値を乗算して前記誘導電動機の加減速に必要なトルクを演算する第1加減速必要トルク演算回路と、この加減速必要トルク演算値と前記トルク指令値とを入力して前記誘導電動機の走行トルクを演算する走行トルク演算回路と、この走行トルク演算値に対応した当該誘導電動機の最高速度を演算する最高速度演算回路と、前記速度指令値演算回路が出力する速度指令値をこの最高速度演算値に制限する速度制限回路とを備えることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00
, H02P 7/63 302
FI (2件):
H02P 5/408 H
, H02P 7/63 302 M
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