特許
J-GLOBAL ID:200903005111073519
機械加工時の振動を抑制するための同調減衰システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 淳 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-535770
公開番号(公開出願番号):特表平11-506396
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】金属切削および機械工作に関連する振動の削減に用いられる同調可能な減衰システム(26)を開示する。同調可能な減衰システム(26)は、穿孔棒、エンドミル、モジュール工具部、または金属切削機械のスピンドル/工具ホルダに設けられる。同調可能な減衰システムは、ダンパー体(9)、エラストマー支持体(10a、10b)およびダンパー体を固定する手段(13、15)を内蔵し、同調パラメータを決定する。チューナ組立体(1)は、最も動的にフレキシブルな振動モードを認識できるセンサ(30、31)およびマイクロプロセッサ(35)からなる。また、チューナ組立体(1)は、信号処理およびマイクロプロセッサ制御のアルゴリズムによって、同調可能な減衰システム(26)の適正な同調調整の実行をオペレータに指示する。
請求項(抜粋):
機械加工装置に用いられる同調可能な減衰システムにおいて、 前記同調可能な減衰システムは、 a)ダンパー体と、前記ダンパー体を弾性的に支持する調整自在な取付具とを含む切削工具ホルダ組立体と、 b)前記支持手段のレジリエンスを調整する同調手段と、 c)前記ダンパー体を一時的に固定し、減衰モードパラメータの決定を容易にする固定具と、 d)マイクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサに電気的に接続されたA/D変換器と、前記切削工具ホルダ組立体に取り付けられ前記A/D変換器に電気的に接続されている振動センサと、前記切削工具ホルダ組立体を振動させ前記A/D変換器に電気的に接続されている衝撃装置と、プログラミング手段とを含むチューナ補助組立体と、を備え e)前記プログラミング手段は、前記マイクロプロセッサに、前記衝撃装置が前記切削工具ホルダに与えた力と前記ダンパー体が固定されたときに前記衝撃装置が発生させた前記切削工具ホルダの振動を示すA/D変換器からの信号との関係を評価するように促し、その評価に基づいて、前記切削工具組立体の最も動的にフレキシブルな振動モードを決定し、 f)前記プログラミング手段は、さらに、前記マイクロプロセッサに、前記衝撃装置が前記切削工具ホルダに与えた力と前記ダンパー体の固定が解除されたときに前記衝撃装置が発生させた前記切削工具ホルダの振動を示すA/D変換器からの信号との関係を評価するように促し、前記評価の両方に基づいて、前記切削工具ホルダ組立体の振動を最小化するために前記同調装置をどのように補正調整する必要があるかを決定することによって、前記同調組立体は同調手順の制御を容易に行うことを特徴とする同調可能な減衰システム。
引用特許:
審査官引用 (1件)
-
旋削工具
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-189738
出願人:三菱マテリアル株式会社
前のページに戻る