特許
J-GLOBAL ID:200903005143651921

調和変速装置における可撓性のカップ形部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-017901
公開番号(公開出願番号):特開平6-017888
出願日: 1991年02月08日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 カップ形の歯車式調和減速機において、その動作中における可撓性のカップ形外歯歯車部材に発生する応力集中を緩和すると共に、部材全体としてなだらかな応力分布を形成すること。【構成】 カップ形の外歯歯車部材3におけるダイヤフラム部32の外側面を、曲率が除々に小さくなるように配列した複数の異なる曲率の曲線で規定して、そのボス部への付け根部分323から先端側に向けて肉厚を漸減させてある。また、この付け根部分の肉厚t(a)を先端側の最小肉厚t(e)の約3倍以上に設定してある。さらに、胴部31におけるダイヤフラム部に隣接する側には肉厚t(f,g)の薄肉部分を形成してある。
請求項(抜粋):
剛性の環状部材と、この内側に配置された可撓性のカップ形部材と、このカップ形部材を半径方向に撓ませて前記環状部材に対して部分的に接触させると共に、この接触位置を円周方向に移動させることにより、前記環状部材および前記カップ形部の間に相対移動を発生させる波動発生器とを有する調和変速装置において、前記カップ形部材は、前記環状部材に接触可能な接触用外周部が一端側に形成された筒形状の胴部と、この胴部分の他端側に連続してカップ底部を形成する薄肉の円板状ダイヤフラム部と、このダイヤフラム部の中心部分に形成された厚肉のボス部とを有し、前記円板状ダイヤフラム部における前記ボス部に対する付け根部分の肉厚は、この円板状ダイヤフラム部における最小肉厚に対して約3倍以上となるように設定されていることを特徴とする調和変速装置における可撓性のカップ形部材。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-232270
  • 特公昭50-017613

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