特許
J-GLOBAL ID:200903005164284490

燃料噴射器及び燃焼器で燃料を燃焼させる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-353680
公開番号(公開出願番号):特開平11-237048
出願日: 1998年12月14日
公開日(公表日): 1999年08月31日
要約:
【要約】【課題】 窒素酸化物の形成を抑制するとともに噴射器及び燃焼器の耐久性を向上させる。【解決手段】 ガスタービンエンジン用の燃料噴射器10は、端部が入口スロット36を形成するスクロール18を含み、このスロット36は、スクロール18と長手方向に離間された端部プレート14,16とによって境界づけられる混合室28内へ一次燃焼空気を接線方向に導く。燃料噴射流路42の列がスロット36の長さにわたって延びる。噴射器10は、火炎を吐き出すことができる幅の広い先端部54を有するセンタボディ48も含む。このセンタボディ48が、混合室28内への燃焼炎流入を防ぎ、火炎が流入した場合にはこれを吐き出すことによって燃焼器10の耐久性を高める。また、噴射流路42を通じて噴射される燃料を制御することにより、センタボディ48が火炎を吐き出す能力を高めるとともに火炎を空間的に安定させることができる。
請求項(抜粋):
ガスタービンエンジン用の燃料噴射器であって、前方端部プレートと、前記前方端部プレートから長手方向に離間された機尾端部プレートと、を含み、この機尾端部プレートは、該プレートを貫通する燃料噴射器吐出ポートを有し、この燃料噴射器吐出ポートは、燃料噴射器吐出面を画定する機尾方向の端部を有し、前記前方端部プレートと前記機尾端部プレートとの間で延びるとともにこれらの端部プレートと共同して混合室を境界づける少なくとも2つの円筒形アーク状のスクロールを含み、これらの各スクロールは、それぞれ対応するスクロール中心線を中心とした部分的な回転面を画成し、これらのスクロール中心線は、長手方向に延びる燃料噴射器軸に平行で、かつこの軸から等距離だけオフセットされており、これにより、対となった前記各隣接するスクロールは、前記混合室内に一次燃焼空気流を導くための前記軸に平行な入口スロットを画成し、前記スクロールの少なくとも1つは、前記一次燃焼空気流内に一次燃料を噴射するための長手方向に配置された燃料噴射流路の列を含み、長手方向に延びるセンタボディ軸と、基部と、幅の広い先端部と、該基部から該先端部まで長手方向に延びる径方向外側面を有するシェル部と、を有するセンタボディを含み、このセンタボディは、前記燃料噴射器軸と同軸であり、かつ前記混合室の径方向内側の境界を画定し、前記先端部は、前記吐出面と実質的に長手方向に整列されており、前記センタボディは、該センタボディを通じて延びるとともに燃焼器に可燃性の流体を噴射するために前記先端部内に設けられた少なくとも1つの燃料吐出口と連絡している燃料コンジットを有することを特徴とする燃料噴射器。
IPC (2件):
F23R 3/28 ,  F23R 3/34
FI (2件):
F23R 3/28 D ,  F23R 3/34
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特表平7-504265
  • ガス作動式のプレミックスバーナ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-258135   出願人:アセアブラウンボヴエリアクチエンゲゼルシヤフト
  • ガスタービン用燃焼装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-040879   出願人:ヌオボ・ピニョーネ・ソシエタ・ペル・アチオニ
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