特許
J-GLOBAL ID:200903005179250893

副室式エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾仲 一宗 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-099926
公開番号(公開出願番号):特開平11-280477
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 この発明は,燃料噴射ノズルから噴射される燃料と,連通孔を通じて副室に導入される空気の流れとの干渉を防止することにより,燃料と空気との混合を促進して,残存する未燃の燃料を少なくする副室式エンジンを提供する。【解決手段】 副室2に突入した燃料噴射ノズル9の多噴孔23から噴射される燃料は,副室部材13に主室と連絡するように放射状に形成された複数の連絡孔14の副室側開口17間に延びる側壁面16に向けて略垂直に噴射される。燃料は,側壁面16に衝突するまで,連絡孔14を通じて副室2内に導入される空気の流れと干渉しない。側壁面16に衝突した燃料は噴霧化し,連絡孔14の開口17付近で空気と混合し,過濃混合気を形成する。空気流れは,副室2の底部中央に形成された突起部20によって,規制されて縦渦22を生じる。
請求項(抜粋):
シリンダを構成するシリンダブロック,前記シリンダブロックに固定されたシリンダヘッド,前記シリンダ内を往復動するピストン,前記ピストンの頂面と前記シリンダヘッドとの間の前記シリンダに形成された主室,前記ピストンの中央部に形成された副室,前記主室と前記副室とを連通するため前記副室の中心に対して周方向に隔置して形成された複数の連絡孔,及び前記副室内に燃料を噴射する多噴孔を有する燃料噴射ノズルを備えた副室式エンジンにおいて,前記燃料噴射ノズルの前記多噴孔は,前記多噴孔から噴射される燃料が前記連絡孔から前記副室内に導入される空気の流れと干渉するのを回避するため,隣接する前記連絡孔の副室側開口間に延びる前記副室の側壁面に向けて燃料を噴射するように設定されていることを特徴とする副室式エンジン。
IPC (3件):
F02B 23/00 ,  F02B 19/16 ,  F02B 19/18
FI (3件):
F02B 23/00 V ,  F02B 19/16 K ,  F02B 19/18 B

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