特許
J-GLOBAL ID:200903005186822401

オブジェクト指向データ処理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 光由 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260028
公開番号(公開出願番号):特開平7-114472
出願日: 1993年10月18日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】本発明は、仮想人間世界をモデル化する動的モデル/静的モデルからなるオブジェクトモデルと情報隠蔽モデルとに基づいてデータ処理を実行する構成を採るオブジェクト指向データ処理システムに関し、相手のオブジェクト世界を意識することなくアクセスできるようにすることを目的とする。【構成】情報隠蔽をなす内包のiD情報と、オブジェクトの性質を記述するメタデータとを記号表示するオブジェクトコマンドを定義する構成を採り、かつ、他世界から送信されてくるオブジェクトコマンドに似た自世界のオブジェクトコマンドを検索する手段501 と、送信されてくるオブジェクトコマンドの持つ情報と、検索されるオブジェクトコマンドの持つ情報との差分情報を抽出する手段502とを備えて、検索オブジェクトコマンドが、本来持つ情報と該差分情報との合成情報を持つものと見做して自世界でのデータ処理を実行するように構成する。
請求項(抜粋):
単一の処理単位および/または単一の処理単位を複合化した複合処理単位をオブジェクトと名付け、当該オブジェクトを組み合わせ、所望される処理を実行するオブジェクト指向データ処理システムにおいて、実世界をオブジェクト・モデルとみなして把握し、当該実世界を外延的名辞と内包とに対応付け、内包を情報隠蔽された領域に置き、当該内包を特定するいわばiD情報を外延的名辞と対応付けて構成し、当該外延的名辞を用いて、上記実世界を上記オブジェクトの世界を構成する静的世界と動的世界と因果関係世界とで表現しておき、当該静的世界については、静的モデルとして、クラスおよび/または複合クラスを用いてシステムの仕組みを与え、上記動的世界については、動的モデルとして、上記クラスおよび/または複合クラスのインスタンスを用いて当該動的モデルの動きに対応するセッションを与え、上記静的モデルと上記動的モデルから発生した因果関係を上記静的モデルの中に情報として与えるよう構成してなり、内包のiD情報とオブジェクトの性質を記述するメタデータとを記号表示するオブジェクトコマンドを定義する構成を採り、かつ、他オブジェクト世界から新たなオブジェクトコマンドが送信されてくるときに、当該オブジェクトコマンドに似た自オブジェクト世界のオブジェクトコマンドを検索する検索手段(501) と、上記検索手段(501) が対応のオブジェクトコマンドを検索するときに、送信オブジェクトコマンドの持つ情報と、当該検索オブジェクトコマンドの持つ情報との差分情報を抽出する抽出手段(502) とを備えて、上記検索オブジェクトコマンドが、本来持つ情報と上記差分情報との合成情報を持つものと見做して自オブジェクト世界でのデータ処理を実行するよう構成されることを、特徴とするオブジェクト指向データ処理システム。
IPC (3件):
G06F 9/44 530 ,  G06F 9/44 ,  G06F 12/00 547

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