特許
J-GLOBAL ID:200903005237432565

多発性嚢胞腎臓疾患遺伝子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-513435
公開番号(公開出願番号):特表2001-520502
出願日: 1995年10月11日
公開日(公表日): 2001年10月30日
要約:
【要約】常染色体優性多発性嚢胞腎臓疾患(APKD)、または成人性多発性嚢胞腎臓疾患の病因となっているヒトのPKD1遺伝子を同定した。PKD1の5'末端の染色体およびcDNA配列を開示する。
請求項(抜粋):
1.図1に記載されたDNA配列を含む、単離されたヒトのPKD1遺伝子。 2.請求項1のDNA配列またはその相補配列に相当するRNA配列を含む、精製されたRNA分子。 3.請求項1のDNA配列由来のイントロンのない配列を含む、精製されたDNA分子。 4.請求項1のDNA配列を含む組換え体ベクター。 5.前記PKD1 DNA配列に機能可能なように連結された転写制御要素であって、原核生物または真核生物およびそれらのウィルスの遺伝子、あるいはそれらの組み合わせの遺伝子の発現を誘導する能力を有する前記要素をさらに含む、請求項4のベクター。 6.請求項4のベクターを含む細胞。 7.(a)請求項6の細胞を前記タンパク質の発現に適した条件下で培地で培養し、そして (b)発現されたタンパク質を単離することを含む、PKD1タンパク質を生産するための方法。 8.ヒト個体のゲノム中に1コピーまたはそれ以上で存在することが、前記個体において成人性多発性嚢胞腎臓疾患と関連するDNA配列を含む、単離された変異型のヒトPKD1遺伝子。 9.前記DNA配列が、その発現が成人性多発性嚢胞腎臓疾患と関連のあるタンパク質をコードする、請求項8の変異型遺伝子。 10.塩基の転位、転換、欠失、および挿入からなるグループより選択される修飾を受けた、図1に記載のDNA配列の組を含む、単離された変異型のヒトPKD1遺伝子。 11.ヒト個体のゲノム中に1コピーまたはそれ以上で存在することが、前記個体において成人性多発性嚢胞腎臓疾患と関連のあるDNA配列を含む、請求項10の変異型遺伝子。 12.請求項10のDNA配列またはその相補配列に相当するRNA配列を含む、精製されたRNA分子。 13.請求項10のDNA配列由来のイントロンのない配列を含む、精製されたDNA分子。 14.請求項13のDNA配列を含む組換え体ベクター。 15.前記PKD1 DNA配列に機能可能なように連結された転写制御要素であって、原核生物または真核生物およびそれらのウィルスの遺伝子、あるいはそれらの組み合わせの遺伝子の発現を誘導する能力を有する前記要素をさらに含む、請求項14のベクター。 16.請求項14のベクターを含む細胞。 17.(a)請求項16の細胞を前記タンパク質の発現に適した条件下で培地で培養し、そして (b)発現されたタンパク質を単離することを含む、変異型PKD1タンパク質を生産するための方法。 18.図2に記載の配列の組を含む、単離された核酸。 19.以下の配列:5'-AGGACCTGTCCAGGCATC-3'を含む、単離された核酸。 20.PKD1保因者を同定するためにヒトの患者を検索する診断法であって、以下の工程: (1)前記患者から生体物質の試料を獲得し、そして (2)変異型PKD1遺伝子またはそのタンパク質産物が前記生体物質中に存在するか分析することを含む、前記診断法。 21.前記生体物質が核酸を含み、前記分析が以下の工程: (a)本来のPKD1遺伝子、またはその断片を前記生体物質から選択的に増幅し、そして (b)制限酵素による消化、直接DNA配列決定、配列特異的なオリゴヌクレオチドを用いたハイブリダイゼーション、一本鎖配座多型解析、変性濃度勾配ゲル電気泳動(DDGE)、二次元ゲル電気泳動、およびそれらの組み合わせ、からなるグループから選択された分析法を用いて、正常および変異型のPKD1遺伝子の存在を検出することを含む、請求項20の方法。 22.前記増幅の工程が5'-AGGACCTGTCCAGGCATC-3'を含むオリゴヌクレオチドの存在下で行われる、請求項21の方法。 23.前記核酸がRNAを含み、そして、前記方法が増幅の工程の前に前記PKD1 RNAを選択的に転写することをさらに含む、請求項21の方法。 24.前記増幅の工程が5'-AGGACCTGTCCAGGCATC-3'を含むオリゴヌクレオチドの存在下で行われる、請求項23の方法。 25.前記変異型遺伝子があらかじめ決定されている、請求項20の方法。 26.前記分析の工程が、変異型PKD1遺伝子産物に特異的な抗体を用いる免疫分析を含む、請求項20の方法。 27.前記分析の工程が、前記試料において前記PKD1遺伝子産物のあらかじめ決定された生物学的または化学的な機能を測定することを含む、請求項20に記載の方法。 28.前記患者が子宮内の胎児である、請求項20の方法。 29.配列LRAKNKVHPSSTを含むペプチド、またはそれの免疫原性の断片に対して標的化された、単離された抗体。 30.図1に記載の遺伝子配列によりコードされるポリペプチドと免疫反応する、請求項29の抗体。 31.図1に記載の遺伝子配列によりコードされるポリペプチドと免疫反応する単離された抗体。 32.PKD1ポリペプチドと免疫反応する単離された抗体。 33.本質的に図1に記載のDNA配列からなる、単離されたヒトのPKD1遺伝子。 34.本質的に、ヒト個体のゲノム中に1コピーまたはそれ以上で存在することが前記個体において成人性多発性嚢胞腎臓疾患と関連するDNA配列からなる、単離された変異型ヒトPKD1遺伝子。 35.本質的に図2に記載のの配列からなる、単離された核酸。 36.本質的に以下の配列:5'-AGGACCTGTCCAGGCATC-3'からなる、単離された核酸。 37.PKD1遺伝子の機能に欠損を有する細胞に、正常なヒトのPKD1遺伝子またはその断片を与えることを含み、投与の結果、治療上有効な量の正常なPKD1タンパク質またはその断片の発現が生じる、APKDの特徴を有する病状を治療するための方法。 38.前記正常なヒトのPKD1遺伝子が図1のDNA配列を含む、請求項37の方法。 39.前記正常なヒトのPKD1遺伝子が図2のDNA配列を含む、請求項37の方法。 40.図2のDNA配列またはその断片の投与をさらに含む、請求項38の方法。 41.PKD1遺伝子の機能に欠損を有する細胞に、治療上有効な量の正常なヒトのPKD1タンパク質またはその断片を投与することを含む、APKDの特徴を有する病状を治療するための方法。 42.前記PKD1タンパク質が図1のDNA配列によってコードされる、請求項41の方法。 43.前記PKD1タンパク質が図2のDNA配列によってコードされる、請求項41の方法。 44.図2のDNA配列によりコードされるポリペプチドの投与をさらに含む、請求項42の方法。 45.APKDの特徴を有する病状を治療するための組成物であって、図1のDNA配列を有する単離されたヒトのPKD1遺伝子またはその断片、および治療上受容できる担体または希釈液を含む、前記組成物。 46.前記PKD1遺伝子を内部に取り込んだベクターを含む、請求項45の組成物。 47.図2のDNA配列を有する単離されたヒトのPKD1遺伝子またはその断片をさらに含む、請求項45の組成物。 48.APKDの特徴を有する病状を治療するための組成物であって、図1のDNA配列によりコードされる正常なPKD1タンパク質またはその断片、および治療上受容できる担体または希釈液を含む、前記組成物。 49.図2のDNA配列によりコードされるポリペプチドまたはその断片をさらに含む、請求項48の組成物。 50.単細胞または多細胞の生物であって、そのゲノム中に組換え体PKD1遺伝子またはその断片を含む前記組成物。 51.前記PKD1遺伝子が図1の配列またはその断片を有する、請求項50の生物。 52.前記PKD1遺伝子が図2の配列またはその断片を有する、請求項50の生物。53.ゲノム中にさらに図2のDNA配列またはその断片を含む、請求項51の生物。
IPC (13件):
C12N 15/09 ZNA ,  A01K 67/027 ,  A61K 31/711 ,  A61K 48/00 ,  A61P 13/12 ,  C07K 16/18 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12N 5/10 ,  C12P 21/02 ,  C12Q 1/68 ,  C12P 21/08
FI (13件):
A01K 67/027 ,  A61K 31/711 ,  A61K 48/00 ,  A61P 13/12 ,  C07K 16/18 ,  C12N 1/15 ,  C12N 1/19 ,  C12N 1/21 ,  C12P 21/02 C ,  C12Q 1/68 A ,  C12P 21/08 ,  C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 A
引用文献:
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