特許
J-GLOBAL ID:200903005237504469

車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-161294
公開番号(公開出願番号):特開平8-028681
出願日: 1994年07月13日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 スリップ制御が安定的に行われるようにする車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置を提供する。【構成】 目標スリップ回転速度更新手段202により、目標スリップ回転速度初期設定手段200により初期設定された目標スリップ回転速度TNSLPBDが、基本目標スリップ回転速度TNSLPBに接近する程小さくなる変化率にてその基本目標スリップ回転速度TNSLPBへ向かって逐次接近させられることから、基本目標スリップ回転速度TNSLPBに接近する程その変化が緩やかとされて、滑らかに基本目標スリップ回転速度TNSLPBとされるので、スリップ制御において実際のスリップ回転速度NSLPがその目標スリップ回転速度に対して良好に追従できる。これにより、オーバシュートによって実際のスリップ量が零に接近することにより運転性が阻害されたりすることがない。
請求項(抜粋):
ポンプ翼車とタービン翼車との間にロックアップクラッチを備えた流体伝動装置を有する車両において、車両の走行状態が予め設定されたスリップ制御領域内に入ると該ロックアップクラッチのスリップ量が所定の目標スリップ回転速度と一致するように制御するスリップ制御手段を備えた形式の車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置であって、車両の定常走行において燃費を高めるための基本目標スリップ回転速度を決定する基本目標スリップ回転速度算出手段と、前記スリップ制御手段によるスリップ制御時のポンプ翼車回転速度とタービン翼車回転速度との回転速度差を前記目標スリップ回転速度として初期設定する目標スリップ回転速度初期設定手段と、該初期設定された目標スリップ回転速度を、前記基本目標スリップ回転速度に接近する程小さくなる変化率にて該基本目標スリップ回転速度へ向かって逐次接近させる目標スリップ回転速度更新手段とを含むことを特徴とする車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置。

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