特許
J-GLOBAL ID:200903005312370970

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-227946
公開番号(公開出願番号):特開平10-073464
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 シングアラウンド式超音波流量計で、受信波の特定の波を、受信波の振幅が変わっても正しく捕らえる。流れの乱れ、温度むら等による受信波の振幅変化があっても、受信波の特定の波を間違いなく正確に捕らえる。流量計の測定精度を向上する。【解決手段】 順方向測定時又は逆方向測定時の1回目の送信からその受信までの時間t11を測定する。超音波の半周期より少し短い時間αを決め、2回目は送信時点からt11-αだけ経過した後の最初のゼロクロス点までの時間t12を測定し、次の3回目のためのt12-αに役立てる。これをn回繰り返す。1回目の送信からn回目の受信波検知までの時間を別途測定して流速・流量を演算する。
請求項(抜粋):
送信側にも受信側にも働く1対の超音波送受波器(1)(2)を流管(3)の上流と下流に離して設け、流体の流れの中を上流から下流及び下流から上流に超音波の送受を行い、その各向きの到達時間より流速・流量を求める超音波流量計であって、先ず送信側の送受波器(1又は2)を発信させ、受信側の送受波器(2又は1)の信号を入力する受信波検知部(4)が受信波を検知すると同時に再び送信側の送受波器(1又は2)を発信させることを一定の複数(n)回繰り返すように構成し、基準クロックを用いて最初の送信から一定の複数(n)回目の受信までの時間を測定することにより、1回分の到達時間を求めるようにしたものにおいて、第1回目の受信波の検知は、一定の基準レベル(VTH)に最初に達した波がゼロレベルを横切るゼロクロス点とし、第2回目以降の受信波の検知点は、その前回の送信から受信波検知までの時間から一定の時間(α)を減じた時間だけその回の送信から経過した後の最初のゼロクロス点を受信波検知点としたことを特徴とする超音波流量計。

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