特許
J-GLOBAL ID:200903005386470674

移動式クレーンの過負荷状態記録装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-243022
公開番号(公開出願番号):特開平8-104496
出願日: 1994年10月06日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 クレーンの動作状態の切換操作時における負荷率の記録を制限することで記録値の信頼性を確保する。【構成】 実際値算出手段Aで算出した実際値と限界値算出手段Bで算出した限界値とに基づいて負荷率算出手段Cで負荷率が算出される。この負荷率と記録負荷率Iとが過負荷情報出力手段Dで比較され、該負荷率が記録負荷率Iを越えた時に過負荷情報が過負荷状態記録手段Eに出力される。過負荷状態記録手段Eにおいては、原則として、上記過負荷情報を受ける毎にその時の負荷率のピーク値を日時とともに記録するが、動作パラメータ手動入力手段Fの手動切り換えにより動作パラメータが入力された時には、記録動作禁止信号出力手段Gから記録動作禁止信号が出力され上記過負荷状態記録手段Eにおける記録動作が禁止され、その時の負荷率のピーク値は記録されない。従って、特殊な状況下での過負荷状態をも一律に記録した場合に比して、記録された過負荷データの信頼性が向上する。
請求項(抜粋):
アウトリガを備えた車両上に旋回自在に旋回台を搭載するとともに、該旋回台に起伏自在に伸縮ブームを取り付けてなる移動式クレーンにおいて、上記伸縮ブームに作用する負荷の実際値を算出する実際値算出手段と、移動式クレーンの動作の実態に応じて入力される各動作パラメータに基づいて現在のクレーンの動作状態において許容される負荷の限界値を算出する限界値算出手段と、上記実際値算出手段から入力される実際値と上記限界値算出手段から入力される限界値とを比較して該限界値に対する上記実際値の比率を負荷率として算出する負荷率算出手段と、上記負荷率算出手段からの負荷率と予め設定した記録負荷率とを比較し該負荷率が記録負荷率を越えた時に過負荷情報を出力する過負荷情報出力手段と、該過負荷情報出力手段からの過負荷情報を受ける毎にその時の負荷率のピーク値を日時とともに記録する過負荷状態記録手段と、上記各動作パラメータのうちの少なくとも一つの動作パラメータを手動による切換操作で入力する動作パラメータ手動入力手段と、上記動作パラメータ手動入力手段から動作パラメータの切換信号が入力された時に上記過負荷状態記録手段に対して記録動作禁止信号を出力して記録動作を禁止させる記録動作禁止信号出力手段と、を備えたことを特徴とする移動式クレーンにおける過負荷状態記録装置。
IPC (2件):
B66C 23/90 ,  B66C 13/46

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