特許
J-GLOBAL ID:200903005428859739

底注ぎコールドウォール溶解炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-311314
公開番号(公開出願番号):特開平8-145571
出願日: 1994年11月22日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】 上注ぎ方式のコールドウォール溶解炉でルツボを傾動して出湯すると、ルツボ内の溶湯が水冷されているセグメントの上部に接触し、凝固する量が多く、凝固したスカルがスリット内にも侵入して、注湯が困難になったり、出湯歩留りが悪く、湯の飛散があるため効率よく注湯するのが困難になったりしている。このような問題なく出湯でき、構造が簡単な底注ぎコールドウォール溶解炉を提供することを目的とする。【構成】 複数のセグメント3による側壁13の延長部としての底壁6と、底壁6の中心軸周辺の開口16と、この開口16の端部から垂下する円筒形の注湯管部14とを含み、前記の開口16の上端に接して、開口16の直径D1より大きくルツボの内径D0より僅かに小さい直径D2の被溶解材料とほぼ同等の材料などによる厚肉平板状の底蓋15を上から覆って配置する構成である。
請求項(抜粋):
複数のスリットにより分割された複数の中空のセグメントのそれぞれの直立した部分により画定される中空円筒形の側壁と、前記セグメントのそれぞれの側壁を構成する下端から先の部分がほぼ水平に半径方向内方に曲げられた垂直中心軸線から所定の距離だけ手前までの部分により画定され中心部に円形の開口を有する環状の底壁と、前記底壁の前記開口を画定する部分からさらに先の部分が所定の長さだけ垂直下方に曲げられ、それにより前記開口に連続して下方に延びる中空円筒状の注湯管部とにより形成される炉本体と;この炉本体の前記側壁の内部に直径が前記開口より大きく、この開口を上から覆って配置され、被溶解材料とほぼ同一組成の材料で製作され前記側壁と底壁とともに、被溶解材料を収容して溶解する炉室を構成し、溶解の進行に伴いそれ自体が中心部から溶解して注湯口を形成する底蓋と;前記側壁の外周に巻回された誘導加熱コイルと;前記セグメントの内部を流路として冷却媒体を流動させる冷却装置と;を含んで成る底注ぎコールドウォール溶解炉。
IPC (3件):
F27B 14/18 ,  B22D 23/00 ,  F27B 14/06

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