特許
J-GLOBAL ID:200903005438733750
ラックピニオン式ステアリング装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡邊 隆文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-037173
公開番号(公開出願番号):特開平10-217996
出願日: 1997年02月04日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】【課題】組み付けに要する工数及び製造コストを削減することができるとともに、重量を軽減でき、しかも筒状部材20の成型時にオイルシール22が熱損傷するのを防止することができるラックピニオン式ステアリング装置を提供する。【解決手段】ハウジング5の一端部に、ラック4を摺動自在に支持するとともに、ラック4に一体化された当接部を当接させて当該ラック4が一定ストローク以上移動するのを阻止する合成樹脂製の筒状部材20を挿入した。この筒状部材20に金属製の環状部材21を埋設し、この環状部材21の外周縁21aを、ハウジング5の係止部5cに当接させることにより、筒状部材20がハウジング内方へ移動するのを阻止する。筒状部材20とラック4との間を密封するオイルシール22を、一側面20eを環状部材21の一側面に密着させ、外周面22fを筒状部材20の凹部20bの内周面に密着させた状態で、筒状部材20に一体化した。
請求項(抜粋):
操舵により回転するピニオンと、このピニオンに噛み合い、当該ピニオンの回転に伴って軸方向へ移動するラックと、このラックを覆うハウジングと、このハウジングの内部に形成される油室とを備えるラックピニオン式ステアリング装置において、上記油室に臨ませた状態で上記ハウジングの内部に挿入され、上記ラックを摺動自在に支持するとともに、ラックに一体化された当接部を当接させて当該ラックが一定ストローク以上移動するのを阻止する合成樹脂製の筒状部材と、内周縁及び外周縁を露出させた状態で上記筒状部材の両端部間に埋設され、当該筒状部材の成型時に軸方向へ合成樹脂を流通させる貫通部を有する金属製の環状部材と、上記ハウジングに形成され、上記環状部材の外周縁と当接して筒状部材がハウジング内方へ移動するのを阻止する係止部と、上記ハウジングと筒状部材の双方に係合して、当該筒状部材がハウジング外方へ移動するのを阻止する係合部材と、一側面が環状部材の一側面に密着され、外周面が上記筒状部材の内周面に密着された状態で上記筒状部材に一体化されているとともに、リップ部がラックに密着されたシール部材とを備えることを特徴とするラックピニオン式ステアリング装置。
IPC (2件):
B62D 5/22
, B62D 3/12 503
FI (2件):
B62D 5/22
, B62D 3/12 503 Z
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