特許
J-GLOBAL ID:200903005453191653

パノラマ地図の表示方法及びその方法により表示された地図

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高月 猛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-117253
公開番号(公開出願番号):特開平10-307535
出願日: 1997年05月07日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】【解決課題】 地形の遠近に応じてメリハリを効かせた奥行き表現が可能であると共にその表示を簡単に行えるようなパノラマ地図の表示方法及びその方法により表示された地図を提供する。【解決手段】 観測点を原地図面と平行な直線上に複数設けると共に、投影面を、該直線と垂直な平面上にあり且つ該平面上の観測点を焦点とする二次曲線の集合からなる二次曲面とする。一の平面内にある投影面の断面が必ず二次曲線の形状をしているので、該二次曲線上にある任意の2点に挟まれた二次曲線の線分長さを求める処理が簡単になる。これにより湾曲面である投影面を平面に引き延ばした場合に、地図の最も手前の点から、観測点からその点を通って伸びる直線の延長上にある任意の点までの長さを簡単に計算できるようになるため、原地図面をパノラマ地図に変換する処理が、容易且つ高速で行えることとなる。
請求項(抜粋):
原地図面を立体的に再現した原地表面と原地表面を鳥瞰できる位置に設けられた観測点との間に投影面を設け、原地表面上の一点と観測点とを結ぶ直線が投影面と交わる交差位置を求め、その投影面上の交差位置に対応させてパノラマ地図として表示しようとする新地図面上での表示位置を決定し、原地表面上の該一点に対応する原地図面に描かれていたテクスチャ図形を新地図面の該表示位置に表示してなるパノラマ地図の表示方法において、観測点は、原地図面と平行な直線上に複数設けられており、投影面は、該直線と垂直な平面上にあり且つ該平面上の観測点を焦点とする二次曲線の集合からなる二次曲面であり、そして、それぞれの観測点毎に、上記直線に垂直な平面と原地表面とが交わる交線上で上記一点を複数設け、観測点を平行移動させながら薄切りにした地表面を順次走査するようにして上記交差位置を求めていくことを特徴とするパノラマ地図の表示方法。

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