特許
J-GLOBAL ID:200903005461294151

車輌用発進装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-117552
公開番号(公開出願番号):特開平8-312685
出願日: 1995年05月16日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】クリープを生じさせることができるものでありながら、車輌停止状態では、磁気カップリングによる磁気的連係状態が長時間連続しないようにする。【構成】駐車等により車輌を停止状態に保持するには、磁気カップリングによるクリープを防止するため、サイドブレーキを作動(ON)する(S35)。この状態では、磁気カップリングは、その磁気抗力により発熱するが、サイドブレーキの作動後所定時間(10秒)経過すると(S37)、クラッチ手段は切断状態になり、磁気カップリング(10)は無負荷回転状態となる。サイドブレーキ(S39)が非作動状態に戻されると、クラッチ手段は磁気的連係状態に戻されて、次の発進作動に備える。
請求項(抜粋):
エンジン出力軸と変速装置入力軸との間にクラッチ手段を介装し、走行状況に応じて前記クラッチ手段を制御してなる車輌用発進装置であって、前記クラッチ手段は、前記エンジン出力軸及び変速装置入力軸に対して回転自在になっている中間部材と、前記エンジン出力軸と前記中間部材との間に介装され、これらエンジン出力軸と中間部材との相対回転に基づく磁気的抗力により前記中間部材に前記エンジン出力軸と同方向のトルクを付与する磁気カップリングと、前記エンジン出力軸と前記中間部材との間に介装され、これら出力軸及び中間部材との間でトルクの伝達を断接する第1の摩擦クラッチと、前記変速装置入力軸と前記中間部材との間に介装され、これら入力軸及び中間部材との間でトルクの伝達を断接する第2の摩擦クラッチと、を備え、更に、少なくとも、前記第1及び第2の摩擦クラッチを解離して前記クラッチ手段によるトルク伝達を切断する切断状態と、前記第2の摩擦クラッチを接合すると共に第1の摩擦クラッチを解離して前記磁気カップリングに基づくトルクを前記変速装置入力軸に付与する磁気的連係状態と、前記第1及び第2の摩擦クラッチを接合してエンジン出力軸のトルクを変速装置入力軸に伝達する係合状態と、になるように、前記第1及び第2の摩擦クラッチへの係合荷重を操作するクラッチ操作手段と、前記磁気的連係状態にあって、車輌が連続して所定時間停止状態にあることを判断して、前記クラッチ操作手段にクラッチ切断信号を出力し、かつ該車輌停止状態が解除されることを判断して、前記クラッチ操作手段に、前記クラッチ手段が前記磁気的連係状態になる信号を出力する磁気カップリング過熱防止制御手段と、を備えてなることを特徴とする車輌用発進装置。
IPC (7件):
F16D 48/06 ,  F16H 49/00 ,  F16H 61/02 ,  F16H 61/20 ,  F16H 63/46 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:54
FI (5件):
F16D 25/14 E ,  F16H 49/00 ,  F16H 61/02 ,  F16H 61/20 ,  F16H 63/46

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