特許
J-GLOBAL ID:200903005469716993

自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-280350
公開番号(公開出願番号):特開平10-103474
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 サーボ機構からなる摩擦要素に作動油圧が供給される変速時において、油温が低いときでも、該摩擦要素を迅速に動作させることができ、該変速を短時間で行わせることができる自動変速機の制御装置を提供する。【解決手段】 自動変速機10の油圧制御回路100においては、変速段の切り替え時に、コントローラによって、作動油圧が、トルク相では入力トルク等に基づいてフィードフォワード制御される一方、イナーシャ相ではタービン回転数変化率に基づいてフィードバック制御される。そして、サーボ機構からなる摩擦要素に作動油圧が供給される変速時において、油温が低いときには、トルク相では供給油圧が増圧補正され、変速動作が迅速に行われるようになっている。他方、イナーシャ相では、上記増圧補正を打ち消すために供給油圧が減圧補正され、タービン回転の吹き上がりが防止されるようになっている。
請求項(抜粋):
複数の変速段を有する変速機構と、締結室と解放室とを備えたサーボ機構からなり、上記締結室と上記解放室とへの油圧の給排パターンを変えることにより締結又は解放されて、上記変速機構の変速段を切り替える摩擦要素と、該摩擦要素の締結室と解放室とに油圧を給排する油圧機構と、該油圧機構から上記摩擦要素に供給される油圧を制御する油圧制御手段とが設けられていて、上記油圧制御手段が、上記締結室と解放室との一方は油圧を供給し、他方から油圧を排出する変速段の切り替え時において、切り替え初期に締結室を満たすための高油圧を所定時間供給するプリチャージを行い、その後の前記切り替えに起因するタービン回転数変化が生じる以前のトルク相では、上記摩擦要素への供給油圧を、上記変速機構への入力トルクに基づいて設定するようになっている自動変速機の制御装置であって、上記油圧機構内の油温を検出する油温検出手段と、上記摩擦要素を締結すべき変速段の切り替え時において、上記油温検出手段によって検出された油温が低いときには、該油温が高いときよりも上記トルク相における供給油圧を上昇させるように上記入力トルクに基づく供給油圧の補正を行う補正手段とが設けられていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/04 ,  F16H 59:72

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