特許
J-GLOBAL ID:200903005473067193

静電式インクジェット用油性インク

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小栗 昌平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-255846
公開番号(公開出願番号):特開2001-131455
出願日: 2000年08月25日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】【課題】インクの吐出安定性、鮮明な画像形成性及び画像強度に優れ、鮮明な画像の印刷物を多数枚印刷可能とする印刷版を形成し得る静電式インクジェット用油性インクを得る。【解決手段】電気抵抗109Ω・cm以上かつ誘電率3.5以下の非水担体液中に、非水溶媒に可溶で重合することにより不溶となる一官能性単量体(A)、アミノ基を含有する単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(B)及び-SO3H基及び/又は-SO2H基を含有する単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(C)、特定構造の繰返し単位を含有する重合体の主鎖の一方の末端にのみ重合性二重結合基を結合している一官能性マクロモノマー(MA)、並びに特定構造のスター型共重合体〔P〕を含有する溶液を重合造粒することによって得られる共重合体樹脂粒子を分散させてなる静電式インクジェット用油性インクを得る。
請求項(抜粋):
電気抵抗109Ω・cm以上かつ誘電率3.5以下の非水担体液中に、少なくとも荷電性樹脂粒子を分散して成る静電式インクジェット用油性インクにおいて、上記分散された樹脂粒子が、非水溶媒に可溶であって、重合することにより不溶となる一官能性単量体(A)の少なくとも一種、一般式(I)で示されるアミノ基を含有する、単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(B)の少なくとも一種、-SO3H基及び/又は-SO2H基を含有する、単量体(A)と共重合可能な一官能性単量体(C)の少なくとも一種、下記一般式(II)で示される単量体相当の繰返し単位を含有する重合体の主鎖の一方の末端にのみ下記一般式(IIc)で示される重合性二重結合基を結合して成る質量平均分子量2×104以下である一官能性マクロモノマー(MA)の少なくとも一種、並びに前記非水溶媒に可溶性の分散安定用樹脂〔P〕の少なくとも一種とを含有する溶液を重合造粒することによって得られる共重合体樹脂粒子であって、前記分散安定用樹脂〔P〕は、ブロックAとブロックBとから構成されるA-B型ブロック高分子鎖の少なくとも3個が有機残基に結合しているスター型共重合体であり、かつ各A-B型ブロック高分子鎖は、ブロックAの片末端で前記有機残基に結合し、このスター型共重合体の質量平均分子量は2×104〜1×106であり、前記ブロックAは、前記一官能性単量体(A)に相当する少なくとも一種の重合体成分並びにホスホノ基、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキシル基、ホルミル基、アミノ基、-P(=O)(OH)E1基、〔E1は-E2基または-OE2基を示し、E2は炭化水素基を表す〕、-CONE3E4基、-SO2NE3E4基〔E3およびE4は、各々独立に、水素原子または炭化水素基を表す〕および環状酸無水物含有基から選択される少なくとも一種の極性基を含有する重合体成分から選択される重合体成分を少なくとも一種有し、前記ブロックBは、下記一般式(IV)で示される重合体成分を少なくとも一種含有することを特徴とする静電式インクジェット用油性インク。【化1】一般式(I)中、R1及びR2は、各々同じでも異なってもよく、水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を表すか、R1とR2が結合して窒素原子とともに環を形成してもよい。【化2】一般式(II)中:U0は-COO-、-OCO-、-(CH2)rCOO-、-(CH2)rOCO-、-O-、-SO2-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CON(D11)-、-SO2N(D11)-、またはフェニレン基を表す(ここでD11は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を示し、rは1〜4の整数を示す)。a1およびa2は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜7の炭化水素基、-COO-D12、または炭化水素基を介した-COO-D12を表す(ここでD12は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を示す)。D0は、炭素数8〜22の炭化水素基または総原子数8以上(但し、炭素原子又は窒素原子に直接結合する水素原子は除く)の下記一般式(IIa)で示される置換基を表す。一般式(IIa)-(A1-B1)m-(A2-B2)n -D21一般式(IIa)中、D21は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を表す。B1 およびB2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々-O-、-CO-、-CO2 -、-OCO-、-SO2 -、-N(D22)-、-CON(D22)-または-N(D22)CO-を表す(ここでD22は上記D21と同義である)。mおよびnは、互いに同じでも異なっていてもよく、各々0〜4の整数を表す。ただし、mおよびnが同時に0になることはない。A1 およびA2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々下記一般式(IIb)で示される基及び炭素数1〜18の炭化水素基のうちから選択される少なくとも1つの基を表す。【化3】一般式(IIb)中、B3 およびB4 は、互いに同じでも異なっていてもよく、上記B1 、B2 と同義であり、A4 は炭素数1〜18の炭化水素基を示し、D23は上記D21と同義である。pは0〜4の整数を表す。【化4】一般式(IIc)中、U1 は-COO-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CONH-またはフェニレン基を表す。a11およびa12は、互いに同じでも異なっていてもよく、式(II)中のa1、a2と同義である。【化5】一般式(IV)中、X1は-COO-、-OCO-、-(CH2)xCOO-、-(CH2)xOCO-〔ここでxは1〜3の整数を表す〕、または-O-を表す。Y1は炭素数8以上の脂肪族基を表す。b1およびb2は、互いに同じでも異なってもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜7の炭化水素基、-COO-Z1、または炭化水素基を介した-COO-Z1(ここでZ1は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を表す)を表す。
IPC (3件):
C09D 11/00 ,  B41J 2/01 ,  B41M 5/00
FI (3件):
C09D 11/00 ,  B41M 5/00 E ,  B41J 3/04 101 Y

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