特許
J-GLOBAL ID:200903005482408491
車両用空調装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢作 和行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-231340
公開番号(公開出願番号):特開2006-044579
出願日: 2004年08月06日
公開日(公表日): 2006年02月16日
要約:
【課題】 効率が良くて小型な流体ポンプ手段を有する蓄冷式の車両用空調装置とする。【解決手段】 エンジン4(圧縮機1)が停止したときに、駆動流経路14からノズル9aへ流入して噴射される駆動冷媒と、吸引部9bから吸引する冷媒とを混合部9cにて混合することにより駆動冷媒に凝縮作用を生じさせ、そのときの流れの減速により昇圧を得て流体ポンプ機構を構成し、その吐出冷媒が蒸発器8を流通して冷却作用を生じるようしている。 従来は運動エネルギーから圧力を取り出していたのに対して、本発明は蓄冷熱交換器11の持つ冷熱を利用して冷媒の凝縮作用により昇圧を得る点が最大の特徴である。これによれば、従来のエジェクタ式ポンプで必要だったディフューザ9d部分を無くすか、もしくは充分小さくしても効率良く昇圧を得ることができるため、効率が良くて小型な流体ポンプ手段を有する蓄冷式の車両用空調装置とすることができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
少なくとも停車時に車両エンジン(4)を停止する制御を行う車両に搭載され、
前記車両エンジン(4)により駆動される圧縮機(1)と、
前記圧縮機(1)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う高圧側熱交換器(6)と、
前記高圧側熱交換器(6)を通過した冷媒を減圧する減圧手段(7)と、
前記減圧手段(7)により減圧された低圧冷媒を蒸発させて車室内へ送風される空気を冷却する蒸発器(8)とを備えた車両用空調装置において、
前記減圧手段(7)の高圧側から分岐した駆動流経路(14)と、
前記駆動流経路(14)から流入する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(9a)、前記ノズル(9a)から噴射する高い速度の駆動冷媒流により冷媒を吸引する吸引部(9b)、および前記吸引部(9b)から吸引した冷媒と前記ノズル(9a)から噴射する駆動冷媒とを混合させる混合部(9c)とを有すると共に、前記蒸発器(8)の上流側に設けられて前記圧縮機(1)の稼働時に前記低圧冷媒により冷却される蓄冷材(11a)を有する蓄冷熱交換器(11)と、
前記蒸発器(8)の冷媒流出側から前記吸引部(9b)側へ冷媒をバイパスさせ、逆止手段(13)を有するバイパス経路(12)とを設け、
前記車両エンジン(4)が停止して前記圧縮機(1)が停止したときに、前記駆動流経路(14)から前記ノズル(9a)へ流入して噴射される駆動冷媒と、前記吸引部(9b)から吸引した冷媒とを前記混合部(9c)にて混合することにより駆動冷媒に凝縮作用を生じさせ、そのときの流れの減速により昇圧を得て流体ポンプ機構を構成し、その吐出冷媒が前記蒸発器(8)を流通して冷却作用を生じるようにしたことを特徴とする車両用空調装置。
IPC (3件):
B60H 1/32
, F24F 5/00
, F25B 1/00
FI (4件):
B60H1/32 621B
, F24F5/00 102C
, F25B1/00 351E
, F25B1/00 389A
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