特許
J-GLOBAL ID:200903005489665228

複数マイク自由配置による複数話者位置推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-168944
公開番号(公開出願番号):特開2000-004495
出願日: 1998年06月16日
公開日(公表日): 2000年01月07日
要約:
【要約】【課題】 複数話者の位置推定領域内の空間に複数のマイクを自由に配置し、また複数話者の位置が任意であっても、各話者の位置を推定することができる方法。【解決手段】 話者(音源)位置推定空間1内を格子状に分割し、この格子の交点を各仮想音源位置とし、各仮想音源位置から話者位置推定空間内に自由に配置した複数マイク(M1 〜Mm )までの遅延時間を、予めデータテーブルに記憶させておき、サンプリング周期毎に複数のマイクの出力をAD変換器3を介して対応する複数メモリ5にそれぞれ記憶し、複数メモリのうち選択された偶数メモリより前記データテーブルに記憶された遅延時間だけ遅らせて読出した偶数信号を乗算器7で乗算し、この乗算結果を低域濾波(8)した信号は、仮想音源位置と話者位置が合致したときに、そのピーク値が最大となるので、ピークの検出器10によりその最大値が得られた仮想話者位置を話者位置と推定する。
請求項(抜粋):
複数話者の位置推定領域内の空間に複数のマイクを自由に配置し、前記空間を格子状に分割し、この格子の交点を各仮想話者位置とし、前記各マイクについて、前記各仮想話者位置から各マイクまでの音響到達時間を音響サンプリング周期で除算した商を整数化し、これらの整数化値のうちの最大値と各仮想話者位置毎の整数化値との差分値を予め第1のテーブルメモリに記憶しておき、また前記複数のマイクから所定偶数のマイクを選択するすべての組合せの順序をランダムにして予め第2のテーブルメモリに記憶しておき、前記音響サンプリング周期毎に、前記複数の各マイクの音響出力を量子化してそれぞれ対応する複数のメモリに記憶し、前記第2のテーブルメモリのデータを参照して前記複数のマイクから所定偶数のマイクを選択し、各仮想話者位置毎に、前記選択したすべてのマイクと各仮想話者位置に対応した整数値を前記第1のテーブルメモリより読取り、前記選択したマイクの音響出力を記憶したメモリから前記第1のテーブルメモリより読取った整数値分だけ時間遅延したマイクの音響出力レベルをそれぞれ読出し、この読出した所定偶数の音響出力レベルをすべて乗算し、この乗算結果を低域濾波した信号についての所定時間の平均値を求め、各仮想話者位置毎の前記所定時間の平均値のピーク値を比較してその最大値を求め、この最大値が得られた仮想話者位置を話者位置と推定することを特徴とする複数マイク自由配置による複数話者位置推定方法。
IPC (2件):
H04R 3/00 320 ,  G10K 15/00
FI (2件):
H04R 3/00 320 ,  G10K 15/00 L
Fターム (1件):
5D020BB10

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