特許
J-GLOBAL ID:200903005494600398

タスク処理システムおよびタスク間通信制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-243645
公開番号(公開出願番号):特開平6-095896
出願日: 1992年09月11日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】【目的】 複数のタスクが、タスク間通信によって連携を取りながら機能を実現するシステムにおいて、タスクの追加・削除等によって生じるタスク間におけるメッセージの変更、システムの機能の変更や拡張に対して容易に対応できるタスク処理システムを提供する。【構成】 予め定められた処理を実行するタスクを複数有し、該タスク間でメッセージの送受信を行うタスク処理システムにおいて、前記複数のタスクのうち少なくとも1のタスクは、前記各タスクからのメッセージを受信してメッセージを解析し、該メッセージに従って前記各タスクの進行状態を把握して保持し、前記各タスクの進行状態が予め定めた進行状態になったときに、受信したメッセージに対応したメッセージを対応する出力先に出力する。
請求項(抜粋):
予め定められた処理を実行するタスクを複数有し、該タスク間でメッセージの送受信を行うタスク処理システムにおいて、前記複数のタスクのうち少なくとも1のタスクは、タスク間の通信制御をするシステム制御タスクであり、前記複数のタスクは、伝達すべき情報の内容を表すメッセージデータを有するメッセージを、前記システム制御タスクと送受信する送受信手段をそれぞれ備え、前記システム制御タスクは、受信した前記メッセージを対応する出力先に出力するメッセージ処理部と、前記メッセージに対応する出力先を管理する状態管理部とを有し、前記状態管理部は、メッセージを受信した場合に、該メッセージが予め定めたメッセージであるときに状態を遷移させ、該状態を示す内部状態表示手段と、前記メッセージに対応する、前記内部状態表示手段の状態と出力先タスクと出力メッセージと前記内部状態表示手段の遷移させる状態とを予め定めたシステム制御テーブルとを備え、前記メッセージ処理部は、前記複数のタスクからのメッセージを受信してメッセージを解析し、メッセージの種類を検出する検出手段と、前記システム制御テーブルを参照して該検出手段で検出したメッセージに対応する内部状態表示手段の状態を取りだし、前記内部状態表示手段の状態と一致するか否かを判断する判断手段と、該判断手段で一致した場合には、前記システム制御テーブルを参照し、該検出手段で検出したメッセージに対応する出力先タスクと出力メッセージと前記遷移させる状態とを取り出し、該出力先タスクに対して出力メッセージを出力し、前記内部状態表示手段の状態を遷移させる処理手段とを備えることを特徴とするタスク処理システム。

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