特許
J-GLOBAL ID:200903005494770684

消費を目的とした流出水、特に地表水の物理化学的処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 亮一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-531684
公開番号(公開出願番号):特表2001-508697
出願日: 1998年01月26日
公開日(公表日): 2001年07月03日
要約:
【要約】凝集(A)とフロック形成(B)と沈殿(C)という連続的段階から成る、排水、特に消費を目的とした地表水の物理化学的処理方法。凝集段階から流入した水に接触塊が投入されるため、フロック形成段階では、この接触塊は沈殿段階で得られフロック形成段階でリサイクルされる高密度スラッジの一部を成す。この方法は、フロック形成を確実にするための高分子電解質の少なくとも一部がスラッジ再循環回路(16)に投入されることを特徴とする。
請求項(抜粋):
1.凝集(A)、フロック形成(B)及び沈殿(C)の連続的段階から成り、該凝集段階から流入した水に接触塊が投入され、該接触塊が該沈殿段階から得られ該フロック形成段階にリサイクルされる高密度スラッジの一部を成す、消費を目的とした流出水、特に地表水の物理化学的処理方法であって、フロック形成を確実にするための高分子電解質の少なくとも一部がスラッジ再循環回路(16)に投入されることを特徴とする方法。2.凝集(A)、フロック形成(B)及び沈殿(C)の連続的段階から成り、該フロック形成段階において前記スラッジを重くするという役割を持つバラストを該スラッジに投入することと、該フロック形成段階で使用される前記接触塊が前記沈殿段階から得られ処理せずに連続的にフロック形成段階にリサイクルされる高密度スラッジの一部を成すことと、フロック形成を確実にする前記高分子電解質の少なくとも一部が前記スラッジ再循環回路(16)に投入されることとを特徴とする、消費を目的とした流出水、特に地表水の物理化学的処理方法。3.前記再循環されたスラッジに投入される、すなわち二次的投入されるポリマーの割合が、沈殿速度の上昇または水質の向上を所望するかどうかに各々応じて、前記フロック形成段階と該再循環スラッジとに投入されるポリマーの全体量の10から100%まで変化することを特徴とする、請求項1および2の一つに記載の方法。4.前記再循環スラッジに投入される二次的ポリマーの割合が前記フロック形成段階と該再循環スラッジとに投入されるポリマーの全体量の20から70%まで変化することを特徴とする、請求項3に記載の方法。5.前記再循環スラッジに投入される前記二次的ポリマーが前記フロック形成反応器(B)に投入される一次的ポリマーとは異なることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。6.前記フロック形成反応器(B)に投入される前記ポリマーが陰イオンポリマーであって、前記再循環スラッジに投入されるポリマーが陽イオンポリマーであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。7.前記ポリマーの一次的投入が前記フロック形成器プロペラ(10)の付近で実行されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。8.前記ポリマーの一次的投入が前記凝集反応器(A)と前記フロック形成反応器(B)との間の伝送パイプ(12)で実行されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一つに記載の方法。9.前記ポリマーの二次的投入が、前記再循環ポンプ(18)の下流および/または下流において、リサイクルされたスラッジを前記フロック形成反応器(B)に再循環させるための前記パイプ(16)で実施されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の方法。10.前記ポリマーの二次的投入が、前記リサイクルされたスラッジを再循環させるため前記パイプ(16)に挿入された再循環スラッジ/ポリマー混合反応器で実施されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。11.第3ポリマー投入箇所が設けられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。12.前記第3投入箇所が、前記一次的ポリマー投入箇所の上流において、前記凝集反応器(A)と前記フロック形成反応器(B)との間に前記流出水を伝送するための前記パイプ(12)に配置されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。13.前記第3ポリマー投入箇所が、前記凝集反応器(A)と前記フロック形成反応器(B)との間に設けられた特定の反応器に配置されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。14.前記再循環スラッジが前記フロック形成反応器(B)に直接投入されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。15.前記再循環スラッジが、前記凝集反応器(A)を前記フロック形成反応器(B)に接続するための前記パイプ(12)に投入されることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一つに記載の方法。16.前記バラストが、50から500μm、望ましくは100から300μmの粒子寸法を持つ物質から成ることを特徴とする、請求項2に記載の方法。17.前記バラストが高密度(実際の粒子密度は2から8g/ml)無機物質、特に砂、ざくろ石、磁鉄鋼であることを特徴とする,請求項16に記載の方法。18.沈殿と濃厚化の後にフロック形成段階へと連続的に再循環される、前記接触塊から成る高密度スラッジの体積が、処理される排水の体積の0.5から4%であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一つに記載の方法。19.前記フロック形成段階にリサイクルされずに前記沈殿段階で抽出される過剰な高密度スラッジの部分が、処理される水の体積の約0.1から1%のパージ体積を占めることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一つに記載の方法。20.リサイクルされない前記過剰な高密度スラッジが処理なしで排出されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。21.リサイクルされない前記過剰な高密度スラッジが前記バラスト回収のために処理され、該処理が該スラッジから分離された該バラストの完全洗浄を含まないことを特徴とする、請求項19に記載の方法。22.前記バラストが前記沈殿タンクの内部と外部のいずれかにおいて重力沈殿により回収され、回収された該バラストが次に前記フロック形成段階にリサイクルされることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
IPC (7件):
C02F 1/52 ,  B01D 21/01 ,  B01D 21/01 102 ,  B01D 21/01 103 ,  B01D 21/01 108 ,  B01D 21/08 ,  B01D 21/24
FI (7件):
C02F 1/52 Z ,  B01D 21/01 B ,  B01D 21/01 102 ,  B01D 21/01 103 ,  B01D 21/01 108 ,  B01D 21/08 F ,  B01D 21/24 R
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭63-028500
  • 特開平2-157005
  • 特開昭54-013665

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