特許
J-GLOBAL ID:200903005498707383

インク滴噴射方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-009246
公開番号(公開出願番号):特開平10-202859
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 印字に必要なインク滴量が得られ、高い駆動周波数でも安定して印字することできるインク滴噴射方法および装置を低コストで実現する。【解決手段】 1ドットの印字命令に対し、インク滴を噴射するための複数の噴射パルス信号A、Bと、インク室613内の残留圧力波振動を減少させるための非噴射パルス信号Cとを発生する。噴射パルス信号A、Bのそれぞれの幅Wa、Wbはインク室613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち8μsecである。また、非噴射パルス信号Cの幅Wcは、Tの0.5倍、すなわち4μsecである。噴射パルス信号Bの立ち下がりタイミングBEから、非噴射パルス信号の立ち上がりタイミングHSと立ち下がりタイミングHEとの中間タイミングHMまでの時間d2は、Tの2.35〜2.65倍、すなわち20μsecである。
請求項(抜粋):
インクが充填されたインク室に、そのインク室の容積を変化させるための噴射パルス信号を印加することにより、インク室の容積を増大させてインク室内に圧力波を発生させ、ほぼインク室内を圧力波が片道伝播する時間T、またはTのほぼ奇数倍時間経過後、増大状態から容積を自然状態に減少させてインク室内のインクに圧力を加えてインク滴を噴射させる方法であって、1ドットの印字命令に対して、前記噴射パルス信号を含む複数のパルス信号を印加して、複数のインク滴を噴射させた後に、前記噴射パルス信号に対して波幅が、ほぼ0.3T〜0.7Tまたは、ほぼ1.3T〜1.8Tでインク滴を噴射させるには至らない非噴射パルス信号を、該非噴射パルス信号の立ち上がりタイミング(HS)と立ち下がりタイミング(HE)との中間タイミング(HM)と、前記複数のパルス信号のうちの最後に印加された噴射パルス信号の立ち下がりタイミング(BE)との時間差がほぼ2.35〜2.65Tとなるように印加することを特徴とするインク滴噴射方法。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • インクジェットヘッド
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-266765   出願人:株式会社リコー
  • 特開平4-339660
審査官引用 (2件)
  • インクジェットヘッド
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-266765   出願人:株式会社リコー
  • 特開平4-339660

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