特許
J-GLOBAL ID:200903005544782298

符号分割多元接続復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 敏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-215417
公開番号(公開出願番号):特開平7-074724
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】 符号分割多元接続復調装置におけるビット誤り率を低減する。【構成】 各送信局対応に設けた記憶領域を持つメモリ手段103にスペクトル拡散信号のベースバンドの受信信号を入力し、ブロック区切りを検出した局を指定し、メモリ手段103から指定局のデータを読みだして、相関計算部104、拡散コード発生部105、直交コード発生部106、相関値修正部107、乗算部110によって、複数のブロックシンボルに関するブロック推定値を計算し、干渉量計算部108、除去量計算部109によって、ブロック対応する干渉データをメモリ手段103における指定局を除くデータから除去して書き換える。このような一連の動作を反復させることによってメモリ手段103のデータから干渉分を除き、ビット誤り率を低減する。
請求項(抜粋):
送信データを、各ブロック毎に、直交コードを用いて直交変調し、更に送信局固有の拡散コードを用いて拡散し、これをベースバンドの送信信号として無線回線を介して送信する符号分割多元接続通信の復調装置であって、ベースバンドの受信信号の複数ブロックを記憶できる容量を有する記憶領域が各送信局に対応して個別に設けてあり、当該各記憶領域にベースバンドの受信信号が入力され且つ逐次推定データ系列で書き換えられるメモリ手段と、直交コードを、指定局の拡散コードで拡散して、コード積を作成するコード積作成手段と、指定局に対応した前記推定データ系列と、全ての直交コードに関する前記コード積との相関を、各ブロック毎に計算し、その相関値の最大値を選択する相関計算手段と、当該最大相関値またはそれを1に近づけるように修正した最大相関修正値と、当該最大相関値を与えるコード積との積を表わすデータ系列を、指定局が他局に与える干渉量推定データ系列として、今回の計算ステップにおける当該干渉量推定データ系列と前回の計算ステップにおける干渉量推定データ系列との差分を計算して干渉量修正データ系列として作成する干渉量計算手段と、前記メモリ手段における当該指定局を除く各送信局の推定データ系列と前記干渉データ系列との差分を計算して新しい推定データ系列をそれぞれ作成し、新しいそれぞれの推定データ系列で当該各送信局の前記推定データ系列を書き換える除去手段と、ブロックの区切りを検出してその局を前記指定局として順次循環的に指定する制御手段とを備えていることを特徴とした符号分割多元接続復調装置。

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