特許
J-GLOBAL ID:200903005546772290

溜池の堤体における複合型底樋

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 清一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-144303
公開番号(公開出願番号):特開2009-287365
出願日: 2008年06月02日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
【課題】取水の確実化と、溜池の保守管理の確実化を達成し得る、溜池の堤体における複合型底樋を提供する。【解決手段】溜池2の堤体3の下端部分に、下端部分を水平に横切るように設けられた複合型底樋である。堤体の遮水性ゾーン7で構築された剛管路構造物10に、可撓性連結部を介して、本体ゾーン9で構築された柔管路構造物12を連結する。剛管路構造物10は、その内端部が取水構造物22に連結されており、その長さ方向の中間部位に遮水壁部17が設けられている。取水構造物22に設けられた排泥用開口部25が扉体23により開閉可能となされており、取水構造物の上部分には、取水用の樋体27が連結されている。柔管路構造物12は、可撓性の樹脂管223,223相互を可撓性継手部225を介して連結してなり、その外端は排出口41とされている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
溜池の堤体の下端部分に該下端部分を水平に横切るように設けられて溜池の貯留水を排出可能とする、溜池の堤体における複合型底樋であって、 前記堤体の溜池側としての内側部分をなす、溜池の貯留水が漏水するのを防止する遮水性ゾーンで構築された剛構造の剛管路構造物に、可撓性連結部を介して、堤体の前記遮水性ゾーンの外側部分をなす本体ゾーンで構築された柔構造の柔管路構造物を連結してなり、 前記剛管路構造物は、下面が平坦であり且つ軸線方向に水路が設けられたコンクリート製の暗渠であり、又、該管路構造物の長さ方向の中間部位に、該中間部位を周方向に取り囲むように該中間部位の外面で突設されたコンクリート製の遮水鍔部を有する遮水壁部が設けられてなり、該剛管路構造物の、前記溜池側の内端部は取水構造物に連結されており、該取水構造物には、前記溜池で開放され且つ扉体により開閉可能となされた排泥用開口部が設けられてなり、又、該取水構造物の上部分には、前記堤体の内側部分において配設された、前記貯留水を取水するための樋体の下端樋部が連結されており、 又、前記柔管路構造物は、可撓性を有する樹脂管相互を可撓性継手部を介して順次連結することにより構成されており、該柔管路構造物の内端部は前記可撓性連結部を介して前記剛管路構造物に連結されると共にその外端は、堤体外に前記貯留水を排出するための排出口とされていることを特徴とする溜池の堤体における複合型底樋。
IPC (1件):
E02B 3/10
FI (1件):
E02B3/10
Fターム (9件):
2D118AA02 ,  2D118AA03 ,  2D118AA20 ,  2D118BA03 ,  2D118BA07 ,  2D118BA20 ,  2D118CA08 ,  2D118FA06 ,  2D118GA12
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 樋管の止水構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-051405   出願人:株式会社クボタ

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