特許
J-GLOBAL ID:200903005586924688

可変バルブタイミング機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-014503
公開番号(公開出願番号):特開平7-224615
出願日: 1994年02月08日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】 可変バルブタイミング機構のバックラッシュ音を防止する。【構成】 カムシャフト2の回転角を検出するカム角センサ27の出力信号をコンパレータ38に入力し、出力信号が正の値である時だけアンドゲート37によってディザー制御回路36の発生するディザー制御信号をトランジスタ41へ出力させ、トランジスタ41によって電流を断続して図示しない油圧制御弁のソレノイドへ送る。カム角センサ27の出力信号が負から正へ変化する時期が、機関のバルブのバルブスプリングによってカムシャフト2が逆に駆動される時と一致するように設定する。そのときは可変バルブタイミング機構の噛み合っているヘリカルスプラインの歯の間にバックラッシュ分以下の隙間が生じる時であるが、油圧によって隙間が発生するのを防止するので、次の瞬間に隙間が閉じる際にバックラッシュ音が発生するのを防止することができる。
請求項(抜粋):
バルブを開閉駆動するカムを備えているカムシャフトと、前記カムシャフト上に相対回転可能に支持されている回転駆動部材と、前記回転駆動部材と一体化されている油圧シリンダと、前記油圧シリンダ内に挿入されて前記カムシャフト上を軸方向に摺動することができるピストンと、前記油圧シリンダ側に形成されたヘリカルスプラインと、前記カムシャフト側に形成されたヘリカルスプラインと、前記ピストンと共に軸方向に移動可能であって、前記2つのヘリカルスプラインに同時に噛み合うヘリカルスプラインを外面及び内面の双方に備えていて、前記2つのヘリカルスプラインの間に挿入されている回転伝達部材と、前記油圧シリンダ内に前記ピストンによって区画形成される2つの油圧室に対して選択的に制御油圧を供給する油圧制御装置よりなり、前記制御装置は、前記カムシャフトに作用するカムトルクの変動に対応して、前記2つの油圧室へ供給する油圧を相対的に制御するように構成されていることを特徴とする可変バルブタイミング機構。

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