特許
J-GLOBAL ID:200903005610846120

分離、磁気分子スイッチ、および医療用途の無機リポソームとして使用する粒径を制御した無機粒子の製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-501742
公開番号(公開出願番号):特表平8-500700
出願日: 1993年06月08日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】多孔性膜(14)を介して無機塩水溶液と無機塩基水溶液を接触させることにより、限りなく均一な粒径分布の無機酸化物を調製する。ここで、膜は多くの孔を有し、それによって膜の一方の表面上に限りなく均一に単分散性の大きさの無機酸化物を沈殿させ、膜の第2の表面上に対応する塩基の塩を沈殿させる(図1)。このようにして調製した粒子は、各種の有機または生物分子を結合させることのできる有機官能基を有する有機金属ポリマーで被覆することができる。このように結合させた粒子は、分離工程が関与するin vitroおよびin vivo系または免疫学的検定、その他の生物学的検定、生化学的または酵素学的反収 アフィニティークロマトグラフィーによる精製、細胞検索ならびに診断および治療を含み、特定部位に結合分子を直接移行させるために使用される。さらに別の実施例において、両親媒性の有機化合物で被覆し、さらに第2の両親媒性ベシクル形成脂質で被覆した限りなく均一な粒径の無機コアからなるリポソーム組成物も記載する(図2)。また、ベシクル形成脂質として使用できる新規なフェニル脂質化合物も開示する(図3)。磁性粒子が電磁波吸収表面を修飾した粒子(図4)であれば、このような粒子は癌ならびに感染性疾患の処置法を提供するリポソーム組成物の製造が可能である。
請求項(抜粋):
(a)磁性共鳴性金属、金属合金または金属酸化物からなる磁性コア粒子と、 (b)共有結合または吸着によって前記の粒子を被覆する有機金属ポリマーにおいて、前記の共有結合または吸着が前記粒子の表面におけるヒドロキシル基の有無に依存せず、望ましくは前記の有機金属ポリマー被覆剤がアミノ、カルボキシル、ヒドロキシル、硫酸、リン酸、ビニル、硝酸、アルデヒド、エポキシ、サクシンアミン、無水物、シアン酸およびチオール基から選んだ官能基を有し、少なくとも1種類の生物親和性吸着体、好ましくは抗体、抗原、酵素および特異的結合性タンパクのいずれかと結合することのできる有機金属ポリマーとで構成された被覆磁性または超常磁性共鳴性粒子。
IPC (8件):
H01F 1/06 ,  A61K 41/00 ,  C01G 1/02 ,  G01N 33/553 ,  H01F 1/11 ,  A61K 47/48 ,  A61K 49/00 ,  A61N 2/00
FI (3件):
H01F 1/06 Z ,  H01F 1/11 Z ,  A61N 1/42 Z

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