特許
J-GLOBAL ID:200903005677704044
一槽式包埋装置の運転方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-339518
公開番号(公開出願番号):特開平5-149846
出願日: 1991年11月29日
公開日(公表日): 1993年06月15日
要約:
【要約】【目的】残留パラフィン除去の為の洗浄作業の際、洗浄槽1内に送り込まれたアルコールと、次の包埋作業の為に送り込まれる他の薬液とが混ざるのを防止する。【構成】上記洗浄作業は、先ずキシレンによりパラフィンを除去し、次いでアルコールによってこのキシレンを除去する事で行なう。キシレン並びにアルコールの排出を確実にして、洗浄槽1、管5、ロータリ弁4内への残留防止を図る。
請求項(抜粋):
単一の処理槽と複数の薬液タンク及びパラフィンタンクの何れかとを切換手段を介して接続し、この処理槽内に薬液とパラフィンとを順次給排する事により、処理槽内に収納した試料を包埋処理する、一槽式包埋装置の運転方法であって、パラフィンによる処理を完了し、上記処理槽内に送り込まれた溶融パラフィンを上記パラフィンタンクに排出した後、上記処理槽を所定時間加温する第一行程と、この第一行程に続き、上記切換手段を切り換える事によって上記処理槽とキシレンを貯溜した薬液タンクとを連通させると共に、減圧手段並びに加圧手段の作動に基づき、上記処理槽内へのキシレンの送り込みと排出とを交互に複数回ずつ繰り返して、処理槽からキシレンを排出した状態で終了する第二行程と、この第二行程に続き、上記加圧手段を作動させる第三行程と、この第三行程に続き、上記切換手段を切り換える事によって上記処理槽とアルコールを貯溜した別の薬液タンクとを連通させると共に、上記減圧手段並びに加圧手段の作動に基づき、上記処理槽内へのアルコールの送り込みと排出とを交互に複数回ずつ繰り返して、処理槽からアルコールを排出した状態で終了する第四行程と、この第四行程に続き、上記処理槽を所定温度に迄加温する第五行程と、この第五行程に続き、上記加圧手段を所定時間間隔毎に複数回、作動する第六行程と、この第六行程に続き、上記減圧手段の作動に基づき上記処理槽内を所定時間負圧にする作業と、この処理槽内に外気を導入してこの処理槽内を所定時間大気圧にする作業とを、繰り返し複数回ずつ行ない、処理槽内を大気圧に戻した状態で終了する第七行程と、この第七行程に続き、上記加圧手段を作動する第八行程とから成る一槽式包埋装置の運転方法。
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