特許
J-GLOBAL ID:200903005688904550

車両変速システムの制御方法及びその制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-095068
公開番号(公開出願番号):特開平11-336886
出願日: 1999年04月01日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】変速機のアップシフト向上に対してECU支援を行う車両変速システムの制御方法、その制御装置及びコンピュータプログラム製品を提供すること。【解決手段】車両変速システムの制御装置は、デフォルトオフセット値を決定する手段、車両速度とエンジン回転速度の各変化率(dOS/dt),(dES/dt) を決定する手段、及び車両速度の変化率を第1基準値(REF1)と比較し、かつエンジン回転速度の変化率を第2基準値(REF2)と比較する手段を有し、車両速度の変化率が第1基準値より小さい場合または車両速度の変化率が第1基準値より小さくかつエンジン回転速度の変化率が第2基準値より大きい場合を感知したとき、ジョークラッチ連結を命令するための同期ウインドウ((OSGRt) ±オフセット)を増大させる。
請求項(抜粋):
車両変速システムが、燃料制御形エンジンと、コマンド信号に応じてエンジンへの燃料供給を制御するエンジンコントローラと、前記エンジンによって駆動される入力軸と出力軸とを有し、出力軸回転速度に対する入力軸回転速度の様々な比(IS/OS)を与えるように選択的に連結および切り離しが行われるとともに、少なくとも選択組の噛み合いジョークラッチ部材を噛み合わせることによって連結される複数のギア比を定める機械式チェンジギヤ変速機と、コマンド信号に応じて前記噛み合いジョークラッチ部材の連結および切り離しを制御するシフトアクチュエータと、(i) エンジン回転速度(ES)、(ii)入力軸回転速度(IS)および(iii) 出力軸回転速度(OS)の内の少なくとも2つを含む車両作動状態を表す入力信号を受け取り、それを論理規則に従って処理することによって少なくとも前記シフトアクチュエータにコマンド信号を送る制御ユニットとを備え、前記論理規則は、前記目標ギア比の連結を完了するために噛み合いジョークラッチの全力連結を命令するための前提条件として、入力軸速度が目標ギア比を連結するための真の同期速度の作動オフセット内にある(IS=(OS・GRt )±オフセット)ことを必要とする、前記目標ギア比(GRt )へのアップシフトを完了するために噛み合いジョークラッチの連結を試行する間に前記車両変速システムを制御する方法であって、噛み合いジョークラッチの連結による特定目標ギア比(GRt )へのアップシフトの試行的完了を決定する段階と、デフォルトオフセット値を決定する段階と、車両速度の時間変化率(dOS/dt)およびエンジン回転速度の時間変化率(dES/dt)を決定する段階と、前記車両速度の時間変化率を第1基準値(REF1 )と比較し、また前記エンジン回転速度の時間変化率を第2基準値(REF2 )と比較する段階と、車両速度の時間変化率が前記第1基準値より大きい(dOS/dt>REF1)場合、前記作動オフセットを前記デフォルトオフセット値にする段階と、車両速度の時間変化率が前記第1基準値より小さい(dOS/dt<REF1)場合で、エンジン回転速度の時間変化率が前記第2基準値より小さい(dES/dt<REF2 )場合、前記作動オフセットを(i) 前記デフォルトオフセット値と(ii)車両速度の時間変化率の関数として決定された量との合計の値にする段階と、車両速度の時間変化率が前記第1基準値より小さい(dOS/dt<REF1)場合で、エンジン回転速度の時間変化率が前記第2基準値より大きい(dES/dt>REF2 )場合、前記作動オフセットを(i) 前記デフォルトオフセット値と(ii)車両速度の時間変化率の関数として決定された量と(iii) エンジン回転速度の時間変化率の関数として決定された量との合計の値にする段階とを含むことを特徴とする方法。
IPC (6件):
F16H 61/02 ,  B60K 41/06 ,  F02D 29/00 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:44
FI (3件):
F16H 61/02 ,  B60K 41/06 ,  F02D 29/00 H

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