特許
J-GLOBAL ID:200903005695855661

スクロール式圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-165765
公開番号(公開出願番号):特開平7-027064
出願日: 1993年07月05日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】本発明は、低振動、低騒音の特性をそのまま生かし、圧縮比が一定であることの不利を解消して、最初の設計圧縮比に適応した能力可変をなし、圧縮性能の向上を図れるスクロール式圧縮機を提供する。【構成】圧縮空間Sで圧縮した被圧縮ガスを、密閉ケース1内へ案内する吐出ポート13と、このポートと連通する吐出圧導入孔17と、この導入孔に一端部を連通し、他端部は閉塞される切換え用孔16と、この用孔内に移動自在に収容され連通溝21が設けられるスライダ19と、切換え用孔と密閉ケース内とを連通するケース内圧導入孔22と、この内圧導入孔を介して導かれるケース内圧力と、吐出圧導入孔を介して導かれる吐出圧力との差により移動するスライダによって、圧縮空間の高圧部と、低圧部のそれぞれと、切換え用孔とを連通もしくは遮断される高圧案内孔23および低圧案内孔24を具備した。
請求項(抜粋):
密閉ケース内に、固定スクロールと旋回スクロールとからなる圧縮機構部を収容し、各スクロールの渦巻状の翼部相互を噛合させ、これら翼部と各スクロールの鏡板部とで圧縮空間を形成して、被圧縮ガスを吸込み、圧縮空間の容積減少により、圧縮して吐出するスクロール式圧縮機において、上記圧縮空間に連通され、所定圧まで圧縮した被圧縮ガスを密閉ケース内へ吐出案内する吐出ポートと、この吐出ポートと連通する吐出圧導入孔と、この吐出圧導入孔に一端部が連通され、他端部が閉塞される切換え用孔と、この切換え用孔内に、移動自在に収容され、その移動方向に沿って連通路が設けられるスライダと、上記切換え用孔と上記密閉ケース内とを連通し、ここを介して切換え用孔に導かれるケース内圧力と、上記吐出圧導入孔を介して導かれる吐出圧力との差により上記スライダを移動付勢するケース内圧導入孔と、上記圧縮空間の高圧部と、低圧部のそれぞれと、上記切換え用孔とを連通し、上記スライダの位置に応じて、スライダの連通路を介して連通され、もしくは遮断される高圧案内孔および低圧案内孔とを具備したことを特徴とするスクロール式圧縮機。

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