特許
J-GLOBAL ID:200903005738844391

連続鋳造用浸漬ノズル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高 雄次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-180103
公開番号(公開出願番号):特開平5-000367
出願日: 1991年06月25日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】【目的】 鋼片の連続鋳造に際し、モールドパウダーの滓化を良好にし、かつ溶融スラグに対する耐蝕性を向上させ、縦割れ等のない鋼片の鋳造を可能とする。【構成】 胴体部中に断熱スリットをほぼ全長に及んで同心状に形成し、胴体部の少なくともスラグライン部はジルコニア、鱗状黒鉛を含有し、ジルコニアの粒度分布を偏りのないものとし、かつその大径粒子間に鱗状黒鉛が存する組織構造の耐火物で構成する。【効果】 ノズル内を通過して溶鋼から胴体部を伝わって外界へ逃げる熱量が減少し、ノズル近傍の溶鋼温度が上昇するので、溶鋼表面のモールドパウダーの滓化が良好となって均一に溶融スラグとなって鋼片表面のスラグ層が均一となる。ジルコニア粒子が緻密に充填され、大径粒子が鱗状黒鉛によって保持されるので、耐火物からのジルコニア粒子の脱落がなく、上記スラグ層の均一化と相俟って溶融スラグの特性に影響を及ぼさず、鋼片に縦割れ等が発生しない。
請求項(抜粋):
胴体部中に断熱スリットがほぼ全長に及んで同心状に形成されており、胴体部の少なくとも溶融スラグと接触する部分が、ジルコニア:70〜90重量%、粒径500μm以下の鱗状黒鉛:10〜30重量%を含有し、前記ジルコニアの粒子は下記のa、bを満たすように分布され、かつ隣接する125μmを越えるジルコニア粒子間の80%以上には鱗状黒鉛が存在する組織構造を有する耐火物で構成されていることを特徴とする連続鋳造用浸漬ノズル。a:ジルコニア粒子全体の粒度分布が、125μmを越える粒子が30〜65重量%、125〜45μmの粒子が20〜55重量%、45μm未満の粒子が15〜45重量%から構成される。b:ジルコニア粒子全体に対し,JIS Z8801で規定された標準ふるいの45〜355μm間では、隣り合う篩間である355〜250μm、250〜180μm 180〜125μm、125〜90μm、90〜63μm、63〜45μmのそれぞれにジルコニア粒子が少なくとも3重量%存在する。
IPC (5件):
B22D 41/54 ,  B22D 11/10 330 ,  B22D 41/58 ,  C04B 35/48 ,  C04B 35/54

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