特許
J-GLOBAL ID:200903005761677672
ナノスケールのルチル(rutile)又はナノスケールの酸化物、及びそれらの生成方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡部 敏彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-567825
公開番号(公開出願番号):特表2005-528309
出願日: 2002年08月30日
公開日(公表日): 2005年09月22日
要約:
本発明は、アルコール溶液をチタンアルコラート及びアルミニウムアルコラートと混合し、水及び酸を加えることで、非晶質のTiO2を生成することにより得られるナノスケールのルチル又は酸化物の粉末に関する。非晶質で、アルミニウムを含むTiO2は溶媒除去によって分離され、スズ塩の存在下で、水中に再分散される。熱的又は熱水的後処理により一次粒径に再分散し得るルチル又は酸化物が生成される。5乃至20nmの一次粒径のn-ルチル又は得られた酸化物はあらゆる有機基質中に取り込むことができるので、有機基質は透明のままである。3価イオンの格子ドープによって光触媒活性は抑制される。非晶質の前駆物質をアルコール中に再分散させ、又は、分離せずに直接結晶化すると、一次粒径に再分散し得るアナターゼが得られる。アルコラートを変えることにより、以下の成分を生成することができる:ZrO2、ZnO、SnO2、ATO、In2O3、ITO、Y2O3、BaO、CaO、MgO、CeO2、及びBaTiO3。
請求項(抜粋):
ナノスケールの物質系、即ち、ルチル又は酸化物の生成方法であって、
生成すべき前記ルチル又は前記酸化物を含む第1のアルコラートに、アルコール溶液及び必要により格子ドープのための第2のアルコラートを加えた後、水及び酸を加えて、非晶質物質の化合物を得る第1ステップと、
第1選択として溶媒の除去により前記非晶質物質の化合物を分離する、又は第2選択として前記生成すべきルチル及び酸化物を前記アルコール溶液の溶媒から結晶化する第2ステップと、
前記第2ステップにおける前記第1選択による分離された物質化合物を、酸を使用して酸性のpH値に調整された水溶液中に、又は前記第1ステップにおける前記アルコール溶液中に再分散する第3ステップと、
水溶性のスズ又はナトリウム組成物、又は同じ化学的効果を有する化合物、好ましくは、スズ又はナトリウムの塩を、前記第3ステップにおける水溶液中に再分散された物質化合物に加える第4ステップと、
前記ナノスケールのルチル又は前記ナノスケールの酸化物の結晶化を熱水的又は熱的に支持する第5ステップとを備えることを特徴とする生成方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (9件):
4G042DA02
, 4G042DB11
, 4G042DD04
, 4G042DE09
, 4G047CA02
, 4G047CA05
, 4G047CB06
, 4G047CB09
, 4G047CD04
引用特許:
出願人引用 (9件)
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ドイツ国特許出願公開第4105345号明細書
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欧州特許出願公開第518773号明細書
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米国特許第2885366号明細書
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米国特許第3437502号明細書
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米国特許第4461810号明細書
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ドイツ国特許出願公開第2223524号明細書
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欧州特許出願公開第059992号明細書
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米国特許第5256728号明細書
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ドイツ国特許出願公開第4222905号明細書
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審査官引用 (5件)
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