特許
J-GLOBAL ID:200903005773687177

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津田 直久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-247658
公開番号(公開出願番号):特開平5-202871
出願日: 1992年09月11日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 第1,第2渦巻体の巻終り部を利用して吸込体積を増大できて、しかも、吸込体積を増加した外側作動空間Xと内側作動空間Yとが吐出ポートに連通するときの圧力をほゞ同じにでき、圧力が異なることによる動力損失をなくし、かつ、吐出ポートを流出する吐出流体の流速が増大することによる動力損失もなくす。【構成】 第1スクロール2の第1渦巻体22の巻終り端部の内側壁面を、前記第2スクロール3の第2渦巻体32の巻終り端部近くに延長し、外側作動空間Xの吸込体積を増大する。そして、吐出ポート6に、吸込体積を増大する外側作動空間Xが内側作動空間Yに先行して開放する先行開放部61を設け、各作動空間X,Yが吐出ポート6に連通するときの圧力をほゞ同じとし、かつ、吐出ポート6のポート開口面積を増大して動力損失をなくし得るようにした。
請求項(抜粋):
鏡板21,31と渦巻体22,32とをもつ第1スクロール2と第2スクロール3とを備え、これら各スクロール2,3を、前記各渦巻体22,32の巻終り端部がほゞ180度偏位した位置で互いに噛合うように重ねて、前記第1及び第2スクロール2,3の相対的な公転運動により前記各渦巻体22,32間に形成する作動空間を、中心部に設ける吐出ポートの方向に体積を減少しながら移動させて圧縮作用を行うようにしたスクロール圧縮機において、前記第1スクロール2における第1渦巻体22の巻終り端部の内側壁面を前記第2スクロール3における第2渦巻体32の巻終り端部近くに延長し、前記第1渦巻体22の延長部における内側壁面を、第2スクロール3の巻終り部における第2渦巻体32の外側壁面の公転運動に伴う包絡線で形成すると共に、前記吐出ポート6は、前記第1渦巻体22の内側壁面と第2渦巻体32の外側壁面との間に形成する外側作動空間Xが、前記第1渦巻体22の外側壁面と第2渦巻体32の内側壁面との間に形成する内側作動空間Yに先行して開放する先行開放部61を備えていることを特徴とするスクロール圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/00

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