特許
J-GLOBAL ID:200903005811508931

安定重合化ヘモグロビン代用血液

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細田 芳徳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-528657
公開番号(公開出願番号):特表平11-502821
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】クロマトグラフィーカラムの使用を特徴とする、血液からの安定重合化ヘモグロビン代用血液の製造方法が開示される。本発明の方法は、血液を抗凝固剤と混合して血液溶液を生成させる工程、該血液溶液中の赤血球を洗浄する工程および次いで、洗浄した赤血球を白血球から分離する工程を含む。また、本発明の方法は、赤血球を破壊してヘモグロビンを放出させ、ヘモグロビン溶液を生成させる工程、次いで、該ヘモグロビン溶液を、高速液体クロマトグラフィーにより処理してヘモグロビン溶出物を生成させる工程も含む。次いで、該ヘモグロビン溶出物を脱酸素化させ、第1の還元剤と接触させて酸化安定脱酸素化ヘモグロビン溶液を生成させ、架橋剤と混合して重合化反応混合物を生成させ、次いで、重合化させる。次いで、重合化ヘモグロビン溶液を、生理学的溶液および還元剤を用いてダイアフィルトレーションし、それにより重合化ヘモグロビン溶液が生理学的に許容され得るように作られ、それにより該還元剤が酸素を捕獲して、安定な重合化ヘモグロビン代用血液を生成し、次いで、該代用血液を実質的に酸素のない雰囲気下で包装し、保存する。また、本発明の方法により製造された組成物も開示され、脊椎動物の組織において組織の酸素添加を増加させたり酸素欠乏を予防するために、脊椎動物を治療目的にまたは予防的に処置する方法も開示される。
請求項(抜粋):
ヘモグロビンを含む赤血球画分をクロマトグラフィーカラムに供し、pH勾配で精製ヘモグロビン製剤を溶確 認出することからなり、そうすることによってヘモグロビン溶出物を生成する、実質的に他の血液蛋白質成分および混入物を含まない精製ヘモグロビン製剤の製造方法。
IPC (4件):
C07K 14/805 ,  A61K 35/14 ,  A61K 38/16 ACC ,  C07K 1/18
FI (4件):
C07K 14/805 ,  A61K 35/14 C ,  C07K 1/18 ,  A61K 37/14 ACC
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特表平2-501067
  • 特表平3-502580
  • 特公昭63-002975
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審査官引用 (8件)
  • 特表平2-501067
  • 特表平2-501067
  • 特表平3-502580
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引用文献:
出願人引用 (2件)
  • 日本生化学会、タンパク質I-分離・精製・性質- 東京化学同人 1990年 p.169-175
  • Clinical Chem 43(9) p.1744-1748 (1997)
審査官引用 (2件)
  • 日本生化学会、タンパク質I-分離・精製・性質- 東京化学同人 1990年 p.169-175
  • Clinical Chem 43(9) p.1744-1748 (1997)

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