特許
J-GLOBAL ID:200903005828074692

車両用トラクション制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平田 義則 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-000613
公開番号(公開出願番号):特開平5-178188
出願日: 1992年01月07日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】 加速スリップ時と減速スリップ時とで共有のブレーキ液圧制御アクチュエータを有する車両用トラクション制御装置において、加速スリップ制御からのブレーキ復帰時にマスタシリンダやホイールシリンダへの液圧影響を排除することを共通の目的とし、第1の目的は、通常状態でブレーキ復帰した場合、その後の適正な減圧制御を確保することで、第2の目的は、加速スリップ制御中に加速要求停止等が発生した場合、要求に対し高い応答性を確保すること。【構成】 加速スリップ制御からのブレーキ復帰時、両切換バルブe,fの切換タイミングをずらすことを共通の構成とし、第1の構成は、第2切換バルブfを遮断側に切り換える時期をホイールシリンダcのブレーキ液圧を所定圧まで低下させるのに必要な減圧時間が経過した時とする第1ブレーキ復帰制御手段hを設け、第2の構成は、第2切換バルブfを遮断側に切り換える時期を加速要求停止等が発生した時とする第2ブレーキ復帰制御手段iを設けた。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作により液圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダとは別に設けられた外部液圧源と、加速スリップ時と減速スリップ時とで共有しながらホイールシリンダへのブレーキ液圧制御を行なうブレーキ液圧制御アクチュエータと、前記マスタシリンダとブレーキ液圧制御アクチュエータとの接続・遮断を切り換える第1切換バルブと、前記外部液圧源とブレーキ液圧制御アクチュエータとの遮断・接続を切り換える第2切換バルブと、前記第1切換バルブを遮断側とし第2切換バルブを接続側とする加速スリップ制御中、ブレーキ液圧制御アクチュエータでの増圧時間に応じてホイールシリンダのブレーキ液圧を所定圧まで低下させるのに必要な減圧時間を演算する減圧時間演算手段と、加速スリップ制御中に前記減圧時間が経過したら直ちに第2切換バルブを遮断側に切り換え、このバルブ遮断から所定時間後、第1切換バルブを連通側に切り換えると共にブレーキ液圧制御アクチュエータを通常状態に戻す第1ブレーキ復帰制御手段と、を備えている事を特徴とする車両用トラクション制御装置。
IPC (4件):
B60T 8/58 ,  B60T 8/48 ,  B60T 15/36 ,  F02D 29/02 311

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