特許
J-GLOBAL ID:200903005832737310

内燃機関のバルブタイミング可変装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-118884
公開番号(公開出願番号):特開平9-303119
出願日: 1996年05月14日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 流体圧が供給される2つの圧力室を有した内燃機関のバルブタイミング可変装置において、各圧力室間における流体の漏出を抑制し、バルブタイミングを進める際の作動応答性を向上させる。【解決手段】 作動機構12は、スプロケット17に固定されたハウジング11bと、カムシャフトに固定された羽根車19とを備える。羽根車19の各羽根24は、ハウジング11bの各第1凹部26内を第1、第2油圧室30,31に区画する。第1油圧室30内に供給される油は、羽根車19をスプロケット17の回転方向と同方向に回転させることによりバルブタイミングを進める。各羽根24の外周面に形成された各溝27内にシールプレート28を配置し、同プレート28を板バネ29により第1凹部26の内周面26aに押圧する。各溝27を羽根24において、各第1油圧室30から離間して第2油圧室31側の位置に設ける。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変装置であり、同一回転軸心回りに相対回転可能な2つの回転体であって、内燃機関のクランクシャフトに駆動連結された第1回転体、及び吸気バルブ又は排気バルブを駆動するカムシャフトに駆動連結された第2回転体と、前記一方の回転体に形成された凸部を、他方の回転体に形成された凹部内に配置することにより、前記両回転体の回転方向において前記凸部の両側に形成され、内部に流体が供給される2つの圧力室であって、第1回転体に対して第2回転体の回転位相を相対的に進角させるための第1圧力室、及び前記回転位相を相対的に遅角させるための第2圧力室と、前記凸部と前記凹部との接触面間において前記凸部側に設けられ、前記両圧力室内に供給される流体が前記接触面間を通じて移動することを規制するための封止部材とを備え、前記両圧力室内の流体圧を調節することによって前記両回転体を互いに相対回転させることにより、前記バルブタイミングを変更するようにした内燃機関のバルブタイミング可変装置において、前記封止部材は、前記第1圧力室から離間し前記第2圧力室側に偏在して前記凸部に設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変装置。
IPC (3件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02 ,  F02F 11/00
FI (3件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 H ,  F02F 11/00 P

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