特許
J-GLOBAL ID:200903005846603406

フタロシアニン顔料のコンデイシヨニング法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-090752
公開番号(公開出願番号):特開平6-329939
出願日: 1994年04月06日
公開日(公表日): 1994年11月29日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 (a)〜(d)の工程からなるベータ相金属フタロシアニン顔料の製造方法。(a)平均粒度約10から約200μmを有する粗金属フタロシアニンを、平均粒度約0.01から約0.5μmに減少するまで乾式粉砕する;(b)上記の金属フタロシアンを金属フタロシアンに対し約4重量部以上の、混合物(i)(ii)を含有する仕上げ溶剤と十分混合して、粉砕した金属フタロシアニンを仕上げる、混合物(i) 仕上げ溶剤の総量に基づく、約5から100重量パーセントのモノカルボン酸モノエステル、ジカルボン酸ジエステル、ジオールジエステル、ラクトン、もしくは環状カーボルート、またはそれらの混合物。(ii)仕上げ溶剤の総量に基づく、0から約95重量パーセントの水;(c)工程(b)で用いられるエステルは加水分解される:(d)ベータ相金属フタロシアニン顔料を採取する。【効果】 実質的に100%のベータ相からなる顔料の簡易な製造方法が提供される。
請求項(抜粋):
ベータ相金属フタロシアニン顔料の製造方法であって、(a) 平均粒度10から200μmを有する粗金属フタロシアニンを、平均粒度0.01から0.5μmまで減少させる乾式粉砕工程;(b) 上述の金属フタロシアニンを、金属フタロシアニンに対して少くとも4重量部の、以下に挙げる混合物(i)、(ii)を含んで成る仕上げ溶剤と十分に混合することによる粉砕した金属フタロシアニンの仕上げ工程混 合 物(i) 仕上げ溶剤の総量に基づき、以下(1)〜(5)から成る群から選択されたエステル5から100重量パーセント、(1) 式式中R1は、C1〜C23アルキル、C1〜C23アルケニル、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキル、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニル、あるいはRa-Rb-で表される基(ここで、Raは、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキルまたは場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニルを表し、そしてRbはC1〜C8アルキレンまたはC2〜C8アルケニレンである)であり、R2は、C3〜C8アルキルである、を有するモノカルボン酸モノエステル;(2) 式式中R3は、直接単結合、C1〜C22アルキレン、C2〜C22アルケニレン、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキレン、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニレン、または-Rc-Rd-Reで表される基(ここで、RcおよびReは独立してC1〜C8アルキレンもしくはC2〜C8アルケニレンであり、そしてRdは場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキレンまたは場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニレンである)あり、R4およびR5は独立してC1〜C8アルキルである、を有するジカルボン酸ジエステル;(3) 式式中R6は、C2〜C22アルキレン、C2〜C22アルケニレン、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキレン、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニレン、または-Rf-Rg-Rhで表される基(ここで、RfおよびRhは独立してC1〜C8アルキレンもしくはC2〜C8アルケニレンであり、そしてRgは、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルキレンまたは場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC4〜C8シクロアルケニレンである)であり、R7およびR8は独立してC1〜C8アルキルである、を有するジオールジエステル;(4) 式式中R9は、場合によってC1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC2〜C6アルキレンまたは場合によって、C1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルで置換されていてもよいC2〜C6アルケニレンであり、Xは、酸素もしくは直接単結合である、を有するラクトンもしく環状カーボネート;(5) 上記のものの混合物;(ii) 仕上げ溶剤の総量に基づき、0から95重量パーセントの水;(c) 工程(b)で用いたエステルを加水分解する工程、(d) ベータ相金属フタロシアニン顔料を採取する工程、を含んで成る方法。
IPC (2件):
C09B 67/20 ,  C09B 67/50

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