特許
J-GLOBAL ID:200903005872260630

通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-018026
公開番号(公開出願番号):特開平8-214012
出願日: 1995年02月06日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【目的】 通信システム運用中、通信を希望する端末局が複数局存在した場合であっても、各端末局の識別値(たとえば端末局固有のアドレス値)に依存せず平等に通信権を付与され、かつ、各端末局に対する通信許可を迅速に行う方法を提供することである。【構成】 ホスト局11は、通信システム内の各端末局の通信希望を問い合わせるポーリングに、すべての端末局をグループ化するための除数値Pとこのグループに該当する端末局からさらに端末局を特定化するための余り値mの2種類のコードを含むポーリングを送信する。端末局は、ホスト局からのポーリング受信するのであるが、通信を希望しており、かつ、自局の識別値Aを除数値Pで除算したときの剰余値が余り値mであるならば、自局の識別値Aを含む通信希望をリクエストとして送信する。
請求項(抜粋):
単一のホスト局および複数の端末局を備え、前記ホスト局は、各端末局に対してポーリングを送信することにより、通信を希望する端末局に通信権を付与するような通信システムであって、前記ホスト局は、通信システムに加入するすべての端末局を、1つまたは複数のグループに分割するための第1のコードを所定の順序で発生する第1コード発生手段と、前記第1のコードによって分割された各グループの中から通信権を付与すべき端末局を選択的に特定化するための第2のコードを所定の順序で発生する第2コード発生手段と、前記第1および第2のコードを含むデータパケットを生成し、ポーリングとして各前記端末局に送信するホスト局送信手段とを備え、各前記端末局は、前記ポーリングが自局宛に送信されてきたか否かを、当該ポーリング中に含まれる前記第1および第2のコードに基づいて判断する判断手段と、自局が通信を希望し、かつ前記判断手段が自局宛のポーリングであると判断したことに応答して、端末局を識別するための識別コードを含むリクエストを前記ホスト局に送信する端末局送信手段とを備え、前記ホスト局は、さらに各前記端末局からの前記リクエストを受信し、受信したリクエストに通信衝突が発生しているか否かを検出する通信衝突検出手段と、前記リクエストに通信衝突が発生していない場合は、受信したリクエストに含まれる識別コードで識別される端末局に通信権を付与し、前記リクエストに通信衝突が発生している場合は、前記第1および第2のコードを更新させた、もしくは前記第2のコードのみを更新させたポーリング送信を続行させる制御手段とを備え、前記第1および第2コード発生手段は、単位ポーリング期間(すなわち、前記第1および第2のコードが初期値に設定された最初のポーリングを送信後、分割された全てのグループの端末局からのリクエストについて通信衝突が検出されなくなるまでの期間)の終了後、初期値に戻って前記第1および第2のコードを発生するが、前記第2コード発生手段は、前記第2のコードの初期値およびその発生順序を単位ポーリング期間毎に変更することを特徴とする、通信システム。

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