特許
J-GLOBAL ID:200903005975488893

アルカリプルラナーゼ及びその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有賀 三幸 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-038390
公開番号(公開出願番号):特開平6-245768
出願日: 1993年02月26日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【構成】 アルカリプルラナーゼをコードする約6.3Kbの塩基対からなり、図2に示す制限酵素地図を有するDNA断片を含有する組換えベクターにより形質転換された形質転換体を培養してアルカリプルラナーゼを製造する方法。【効果】 この方法を用いれば、洗浄剤の配合成分として有用なアルカリプルラナーゼを大量かつ安価に製造することができる。
請求項(抜粋):
アルカリプルラナーゼをコードする約6.3Kbの塩基対からなり、図2に示す制限酵素地図を有するDNA断片を含有する組換えベクターによって形質転換された形質転換体微生物を培養することにより得られる下記性質を有するアルカリプルラナーゼ。1)作用プルランのα-1,6-グルコシド結合を分解してマルトトリオースを生成する。また、澱粉、アミロペクチン又はこれらの部分分解物のα-1,6-グルコシド結合を加水分解する。2)基質特異性α-1,6-グルコシド結合で分岐した枝分れ構造を有する糖のうち、マルトトリオース以上の重合度を有する枝分れ構造を加水分解する。3)作用pH及び至適pH作用pHは6.5〜10.5の範囲であり、至適pHは8.5〜9.5の範囲である。4)pH安定性pH6.0から10.0の範囲で極めて安定であり、pH5.5〜10.5の範囲においても、30%以上の相対活性を有する(50°C、10分処理による)。5)作用温度範囲及び最適温度35〜60°Cの範囲で作用し、その最適作用温度は約50°Cである。6)温度安定性50°Cまでは極めて安定である(pH9の10mMグリシン-食塩-水酸化ナトリウム緩衝液中、30分処理による)。7)分子量ソジウムドデシル硫酸電気泳動法による分子量は115,000±5,000である。8)金属イオンの影響Hg2+及びCd2+で阻害される。9)界面活性剤の影響アルキル硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルナトリウム塩、α-オレフィンスルフォン酸ナトリウム、α-スルフォン化脂肪酸エステルナトリウム、アルキルスルフォン酸ナトリウム、ソジウムドデシル硫酸、石鹸又はソフタノールによって殆ど活性阻害を受けない。10)キレート剤の影響EDTA、EGTA、クエン酸及びゼオライトで殆ど活性阻害を受けない。
IPC (5件):
C12N 9/44 ,  C12N 1/21 ,  C12N 15/56 ,  C12R 1:07 ,  C12R 1:19

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