特許
J-GLOBAL ID:200903005992323571

動圧軸受のシール装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-266224
公開番号(公開出願番号):特開平9-088979
出願日: 1995年09月20日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 簡易な構成で、軸受部24からの潤滑流体25の漏出を良好に防止することを可能とする。【解決手段】 軸受部24とシール部27との間に従来のような膨張性の大きい空間を形成しないように軸受部24内の潤滑流体25をシール部27内に連続して一連に充填するとともに、シール部27内における潤滑流体25の液面25aをシール部材26の外方拡大傾斜壁面26aの途中位置に接触させて、シール部材26の傾斜壁面26aに対する潤滑流体25の液面曲率を外方側に向かって徐々に大きくし、さらに潤滑流体25が外部漏出しようとした場合における余剰の潤滑流体25を吸収し保持しておく潤滑流体吸収空間30及びシール板28を設けることによって、潤滑流体25の保持力を高めて潤滑流体25の外部漏出を良好に防止するように構成したもの。
請求項(抜粋):
回転軸と軸受部材とが対向して形成された軸受部内に所定の潤滑流体が充填され、当該潤滑流体の動圧によって上記回転軸が回転自在に支承されるとともに、上記回転軸とシール部材とが対向して形成されたシール部によって、前記潤滑流体の外部側への漏出が防止されるように構成された動圧軸受のシール装置において、上記潤滑流体は、当該潤滑流体の液面が前記シール部材の回転軸対向壁面に接触するように軸受部からシール部まで連続して一連に充填され、前記シール部内における潤滑流体の液面位置は、シール部材の回転軸対向壁面の軸方向途中位置に設定されているとともに、上記シール部材の回転軸対向面は、回転軸との間の距離が外部側に向って徐々に拡大する傾斜壁面に形成され、且つ前記シール部を軸方向外側から覆って当該シール部を外部側から遮断するシール板が設けられているとともに、上記シール板とシール部材との間には、前記シール部から漏出した潤滑流体を保持する潤滑流体吸収空間が設けられている、ことを特徴とする動圧軸受のシール装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-238542   出願人:株式会社三協精機製作所

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