特許
J-GLOBAL ID:200903006022596962

残留オーステナイトを安定化した冷間工具鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-121299
公開番号(公開出願番号):特開平11-310820
出願日: 1998年04月30日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【課題】 冷間工具鋼の硬さを維持したまま、鋼に含まれている残留オーステナイトを安定させて、マルテンサイトへの変態の進行に伴う寸法・形状の経年変化の問題を解決した冷間工具鋼を提供すること。【解決手段】 冷間工具鋼、代表的な合金組成としては、1C-1Si-0.4Mn-8Cr-2Mn-0.3V-Feが例示されるような冷間工具鋼を材料とし、これを焼入れして、体積比で3〜30%を残留オーステナイトが占める組織としたのち、AC1 変態点以下の温度であって残留オーステナイトの半分以上を分解させるに足りる温度に加熱する処理を1回または2回以上実施し、ついで、150〜500°Cの範囲内であって、上記の熱処理よりは低い温度に加熱する。
請求項(抜粋):
冷間工具鋼を焼入れして、体積比で3〜30%を残留オーステナイトが占める組織とした後、AC1 変態点以下の温度であって残留オーステナイトの半分以上を分解させるに足りる温度に加熱する処理を1回または2回以上実施し、ついで、150〜500°Cの範囲内であって、上記の熱処理よりは低い温度に加熱することからなる残留オーステナイトを安定化した冷間工具鋼の製造方法。
IPC (3件):
C21D 6/00 101 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C21D 6/00 101 K ,  C22C 38/00 301 H ,  C22C 38/58

前のページに戻る