特許

J-GLOBAL ID：200903006065570746

シクロオレフィン系重合体の製造方法

発明者： 早川 一郎 ,  宮木 伸行 ,  大月 敏敬
出願人/特許権者： ジェイエスアール株式会社
代理人 (1件)： 大井 正彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2002-108896
公開番号（公開出願番号）：特開2003-012732
出願日： 2002年04月11日
公開日（公表日）： 2003年01月15日
要約：

【要約】【課題】 極性基を含有するシクロオレフィン系重合体を有利に製造することのできる方法を提供すること。【解決手段】 この方法では、下記一般式(1)で表されるシクロオレフィン系単量体の付加重合反応を、下記一般式(2)で表される遷移金属錯体化合物の存在下において行い、シクロオレフィン系重合体を製造する。【化1】

請求項（抜粋）：

下記一般式(1)で表されるシクロオレフィン系単量体の付加重合反応を、下記一般式(2)で表される遷移金属錯体化合物の存在下において行うことを特徴とするシクロオレフィン系重合体の製造方法。【化1】〔式中、R1 〜R4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、ハロゲン原子、および、アルコキシ基、水酸基、エステル基、カルボキシル基、スルホニル基を有する基、シアノ基、アミド基、イミド基およびシリル基から選ばれた極性基、並びに、ハロゲン原子および/または上記の極性基により置換された極性炭化水素基よりなる群より選ばれた原子または基を示す。R1〜R4 は、それぞれ独立に、芳香環または複素環を有する基であってもよく、炭素原子数1〜5のアルキレン基を介して結合していてもよい。更に、R1 またはR2 と、R3 またはR4 とは、互いに結合して単環構造または多環構造を形成していてもよい。ただし、R1 〜R4 のうちの少なくとも1つは上記の極性基または極性炭化水素基である。mは1以上の整数であり、pは0または正の整数であり、m+p=1〜4である。〕【化2】〔式中、Mは、周期律表の第4族、第8族、第9族または第10族から選ばれた遷移金属原子を示す。A1 およびA2 は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基、芳香族炭化水素基、炭化水素基で置換されたシリル基、アルコキシ基、アリロキシ基、エステル基、アミド基、アミノ基、スルホンアミド基、ニトリル基またはニトロ基を示し、これらのうちの2個以上の基が互いに連結して環を形成していてもよい。Lは、ハロゲン原子、ハロゲン化炭化水素基、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、硫黄含有基、リン含有基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基またはスズ含有基を示す。2つのXは、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化炭化水素基、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素原子含有基、窒素原子含有基、ホウ素原子含有基、硫黄原子含有基、リン原子含有基、ケイ素原子含有基、ゲルマニウム原子含有基またはスズ原子含有基を示し、これらのうちの2個以上の基が互いに連結して環を形成していてもよい。Yは、酸素原子、硫黄原子または窒素原子からなるヘテロ原子であって、Yが酸素原子または硫黄原子であるときはA3 は存在せず、Yが窒素原子であるときはA3 が存在し、A3 は、炭素原子数1〜20の直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基または置換若しくは非置換の炭素原子数6〜20のアリール基を示す。〕

IPC (2件)：

C08F 32/08 ,  C08F 4/60

FI (2件)：

C08F 32/08 ,  C08F 4/60

Fターム (56件)：

4J100AR09P ,  4J100BA03P ,  4J100BA04P ,  4J100BA16P ,  4J100BA30P ,  4J100BA31P ,  4J100BA35P ,  4J100BA58P ,  4J100CA01 ,  4J100DA01 ,  4J100DA25 ,  4J100DA41 ,  4J100DA62 ,  4J100JA32 ,  4J100JA33 ,  4J100JA35 ,  4J100JA36 ,  4J100JA43 ,  4J100JA44 ,  4J100JA51 ,  4J100JA58 ,  4J128AA01 ,  4J128AB00 ,  4J128AB01 ,  4J128AC06 ,  4J128AC17 ,  4J128AC25 ,  4J128AC45 ,  4J128AC46 ,  4J128AC47 ,  4J128AC48 ,  4J128AF02 ,  4J128BA00A ,  4J128BA00B ,  4J128BA01B ,  4J128BB00A ,  4J128BB00B ,  4J128BB01B ,  4J128BC12B ,  4J128BC13B ,  4J128BC15B ,  4J128BC16B ,  4J128BC25B ,  4J128EA01 ,  4J128EB01 ,  4J128EB02 ,  4J128EB04 ,  4J128EB05 ,  4J128EB18 ,  4J128EB21 ,  4J128EB25 ,  4J128EB26 ,  4J128EC01 ,  4J128EC02 ,  4J128GA01 ,  4J128GA06

引用特許：

審査官引用 (5件)

• ノルボルネン系重合体およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平6-011411   出願人：日本合成ゴム株式会社
• ノルボルネン系重合体及び重合触媒ならびにノルボルネン系重合体の重合方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平9-344532   出願人：日本ゼオン株式会社
• 環状オレフィン系共重合体およびその製造方法並びに熱可塑性重合体組成物
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平11-371732   出願人：ジェイエスアール株式会社
• オレフィンの重合方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-288223   出願人：三井化学株式会社
• 改質された粒子およびその製造方法、担体、付加重合用触媒成分、付加重合用触媒ならびに付加重合体の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2001-393678   出願人：住友化学工業株式会社