特許
J-GLOBAL ID:200903006092484061
FM-CWレーダ装置を用いた目標物検知方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-221598
公開番号(公開出願番号):特開平5-060859
出願日: 1991年09月02日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】 FM-CWレーダ装置による物標検知方法に関し、大きな物標にマスクされることなく、その手前にいる小さな物標を検出することを目的とする。【構成】 三角波からなる変調信号で周波数変調されたローカル信号と受信信号とをミキサ23でミキシングして該三角波の上り傾斜と下り傾斜部分で物標に対応するビート信号を検出し、それらのビート信号の周波数の平均値から該物標までの距離を計測するに際し、先ず比較的低周波の変調信号を用いて第1の物標までの距離を演算し、次いで該変調信号周波数を上昇させるとともに該第1の物標に対応するビート信号成分をカットオフするようにLPF25のカットオフ周波数を決定してその手前にいる第2の物標を検知する。
請求項(抜粋):
三角波からなる変調信号で周波数変調された送信信号の一部を分流させたローカル信号と受信アンテナを通して受信された受信信号とをミキシングして、該三角波の上り傾斜と下り傾斜のそれぞれの部分で目標物に対応するビート信号を検出し、該検出された各ビート信号の周波数の平均値にもとづいて該目標物までの距離を計測する目標物検知方法であって、先ず比較的低い周波数の変調信号を用いることによって第1の目標物までの距離を演算し、次いで該第1の目標物の相対速度にもとづく該ビート信号のドップラシフト成分の影響がほぼ無視できる程度に該変調信号の周波数を上昇させ、更に該変調信号周波数の上昇に伴って上昇する該第1の目標物までの距離に応じた周波数のビート信号成分をカットオフするようにローパスフィルタのカットオフ周波数を決定し、該周波数決定されたローパスフィルタを通過する周波数帯域内において、第2の目標物に対応する上記各ビート信号が存在するか否かを検知し、該各ビート信号の存在が検知された場合には、該検知された各ビート信号の周波数にもとづいて該第2の目標物までの距離を演算することを特徴とする、FM-CWレーダ装置を用いた目標物検知方法。
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