特許
J-GLOBAL ID:200903006119186890
競合核酸を使用した酵素反応方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
鈴江 武彦
, 村松 貞男
, 坪井 淳
, 河野 哲
, 風間 鉄也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-370414
公開番号(公開出願番号):特開2004-194619
出願日: 2002年12月20日
公開日(公表日): 2004年07月15日
要約:
【課題】酵素反応において、非特異的反応(非特異的ハイブリッド形成、非特異的伸長反応)を減少させて、特異性を向上させる方法の提供。【解決手段】核酸ハイブリッドを基質とする酵素反応方法であって:標的核酸を、該標的核酸の標的配列に対して相補的な配列を有するハイブリッド形成核酸と反応させて、両者の間のハイブリッドを形成する工程を具備し、前記ハイブリッドを形成する工程において、前記標的核酸および前記ハイブリッド形成核酸以外に、前記ハイブリッド形成核酸と競合する競合核酸を添加することと;前記競合核酸は、前記ハイブリッド形成核酸がミスマッチでハイブリット形成する可能性のある前記標的核酸上のミスマッチ配列に完全に相補的な配列を有することと;前記競合核酸の5'末端および/または3'末端は、前記酵素反応が生じないように化学修飾されていることと等を特徴とする酵素反応方法を提供する。【選択図】 図9
請求項(抜粋):
核酸ハイブリッドを基質とする酵素反応方法であって:
標的核酸を、該標的核酸の標的配列に対して相補的な配列を有するハイブリッド形成核酸と反応させて、両者の間のハイブリッドを形成する工程と、
該ハイブリッドにおける前記ハイブリッド形成核酸を基質として、酵素反応を行う工程とを具備し、
前記ハイブリッドを形成する工程において、前記標的核酸および前記ハイブリッド形成核酸以外に、前記ハイブリッドの形成について前記ハイブリッド形成核酸と競合する競合核酸を添加することと;
該競合核酸は、前記標的配列との間で完全なハイブリッドを形成しないことと;
前記競合核酸は、前記ハイブリッド形成核酸がミスマッチでハイブリット形成する可能性のある前記標的核酸上のミスマッチ配列に完全に相補的な配列を有することと;
前記競合核酸の5'末端および/または3'末端は、前記酵素反応が生じないように化学修飾されていることと;
前記ハイブリッド形成核酸と前記ミスマッチ配列との間でのハイブリット形成は、前記競合核酸によって阻害されることを特徴とする酵素反応方法。
IPC (3件):
C12Q3/00
, G01N33/53
, G01N33/566
FI (4件):
C12Q3/00
, G01N33/53 M
, G01N33/566
, C12N15/00 A
Fターム (12件):
4B024AA20
, 4B024CA04
, 4B024CA09
, 4B024HA14
, 4B063QA20
, 4B063QR08
, 4B063QR14
, 4B063QR20
, 4B063QR55
, 4B063QR62
, 4B063QS25
, 4B063QS34
引用文献:
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