特許
J-GLOBAL ID:200903006124950205

データ先読み制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-014266
公開番号(公開出願番号):特開平7-219838
出願日: 1994年02月08日
公開日(公表日): 1995年08月18日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、CPUからのアクセス要求に応じ次アクセスを予測しその結果に基づき予測アクセスを行ないMSUからデータを先読みする装置に関し、分岐命令のみに限ることなくオペランド系のアクセスも確実に予測可能にし、MSUに対する見かけ上のアクセス時間を大幅に短縮することを目的とする。【構成】 連続する本アクセス要求を対にして記憶するAHT21と、AHT21を検索する検索手段22と、検索された予測アクセスを起動する起動手段23と、予測アクセスにより得られた先読みデータを格納する記憶手段24と、次の本アクセスと予測アクセスとの一致を判定する判定手段25と、一致する場合で予測アクセス処理終了の場合には記憶手段24の先読みデータをCPU1側へ出力する一方で一致する場合で予測アクセス処理未終了の場合には予測アクセスを本アクセスに切り換える切換手段26とをそなえるように構成する。
請求項(抜粋):
各種演算処理を実行する少なくとも一つの中央処理装置(1)と、該中央処理装置(1)の各種データを記憶する主記憶装置(2)とからなるデータ処理装置(10)において該中央処理装置(1)と該主記憶装置(2)との間にそなえられ、該中央処理装置(1)からの本アクセス要求に応じて該本アクセス要求の次の本アクセスを予測しその予測結果に基づいて該主記憶装置(2)に対する予測アクセスを行なうことにより該主記憶装置(2)から該中央処理装置(1)の必要とするデータを先読みしうるデータ先読み制御装置であって、該中央処理装置(1)から該主記憶装置(2)に対して生じる、連続する2つの本アクセス要求を対にして、初めの本アクセスに応じて後の本アクセスをアクセス履歴として記憶するアクセスヒストリテーブル(21)と、該中央処理装置(1)から該主記憶装置(2)に対する本アクセス要求があった場合に、当該本アクセス要求に対応する後のアクセスを、該アクセスヒストリテーブル(21)から予測アクセスとして検索する検索手段(22)と、該検索手段(22)により当該本アクセス要求に対応する後のアクセスが該アクセスヒストリテーブル(21)から検索された場合に、検索された後のアクセスを予測アクセスとして該主記憶装置(2)に対して起動する予測アクセス起動手段(23)と、該予測アクセス起動手段(23)により起動された予測アクセスにより該主記憶装置(2)から読み出された先読みデータを格納する先読みデータ記憶手段(24)と、当該本アクセス要求の次の本アクセス要求と、該検索手段(22)により検索された予測アクセスとが同一のものであるか否かを比較して判定する判定手段(25)と、該判定手段(25)により同一のものであると判定された場合で、該予測アクセスによる処理を終了している場合には該先読みデータ記憶手段(24)に格納されている先読みデータを該中央処理装置(1)側へ出力する一方、該予測アクセスによる処理を終了していない場合には該予測アクセスを本アクセスに切り換えそのアクセスにより該主記憶装置(2)から読み出された先読みデータをそのまま該中央処理装置(1)側へ出力する切換手段(26)とがそなえられていることを特徴とする、データ先読み制御装置。

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