特許
J-GLOBAL ID:200903006139368561

連続鋳造されたスラブを成形するための据込み工具対の据込み工具およびこの据込み工具により据込みを行う方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187888
公開番号(公開出願番号):特開平9-029377
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 連続鋳造されたスラブを成形するための据込み工具対の据込み工具およびこの据込み工具を使用してスラブの据込みを行なう方法を提供すること【手段】 第一の据込み成形面1aの前方に、第一の据込み成形面1aの傾斜角度αよりも小さい傾斜角度α1;α2を備えた一つ或いは多数の据込み成形面1a′,1a′′が連なっている。スラブの側面SF1とSF2が据込み工具WZ1;WZ2によって形成されるプレス間隙SPに進入した後、第一番目の群の据込み成形面a,b,cが第一の据込みストロークを、これに続く第二番目の群の据込み成形面d,e,fの第二の据込みストロークと第三番目の群の据込み成形面g,h,i,kの第三の据込みストロークのとで、二つの先行する群の据込みストロークと共に加圧据込みする
請求項(抜粋):
【請求項01】 スラブの両縦側面のそれぞれ一つに作用する据込み成形面を備えており、この据込み成形面がスラブの運動方向に対して平行であるか或いは傾斜して指向して互いに連なっており、その際平行に指向している据込み成形面にスラブの縦側面から離間するように傾斜している据込み成形面が所属しているスラブ据込みプレス内で連続鋳造されたスラブを成形するための据込み工具対の据込み工具において、第一の据込み成形面(1a)の前方に、この第一の据込み成形面(1a)の傾斜角度(α)よりも小さい傾斜角度(α1;α2)を備えた一つ或いは多数の据込み成形面(1a′,1a′′)が連なっていることを特徴とする据込み工具。【請求項02】 他の据込み成形面(1a′;1a′′)の傾斜角度(α1;α2)が自体等しいことを特徴とする請求項1に記載の据込み工具。【請求項03】 両境界縁部(AK,ZK)の間隔(L1)が、第一の据込み成形面(1a)の出口縁部(AK)に境を接している第一の他の据込み成形面(1a′)で測定して、平行な据込み面(1b)の面(x-x)において、第一の他の据込み成形面(1a′)に連なる他の第二の据込み成形面(1a′′)の両境界縁部(ZK,EK)の間隔(L2)よりも短いことを特徴とする請求項1或いは2に記載の据込み工具。【請求項04】 第一の他の据込み成形面(1a′)の境界縁部(AK;ZK)の間隔(L1)が第二の他の据込み成形面の境界縁部(ZK;EK)の間隔のほぼ半分の間隔に相当することを特徴とする請求項3に記載の据込み工具。【請求項05】 平行な据込み成形面(1b)の間隔(L3)が、第二の他の据込み成形面(1a′′)の出口縁部(EK)からこの面の自由出口端部(A)まで測定して、唯一の一つの据込み成形面を有するこの据込み工具に匹敵する据込み工具の平行な据込み面の長さのほぼ三分の一に相当することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の据込み工具。【請求項06】 第一の据込み成形面(1a)の出口縁部(AK)の平行な据込み面(1b)の面(x-x)からの垂直な間隔(a)が、唯一の据込み成形面にのみを有するこの据込み工具に匹敵する据込み工具でスラブを据込みプレスする際に生じる側壁成形部の高さにほぼ相当することを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の据込み工具。【請求項07】 唯一の据込み成形面を備えた据込み工具とこの据込み成形面に直に当接している平行な据込み面とを備えた据込み工具により、材料を取去ることにより領域(AK)内における第一の据込み成形面(1a)の出口縁部がその本来の位置(AKl)の手前にかつその上方に移動し、平行な据込み面(1b)がその元の長さのほぼ三分の一に低減されることにより、両方の他の据込み成形面(1a′と1a′′)が形成されることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の据込み工具。【請求項08】 第一の据込み成形面(1a)の傾斜角度(α)を測定した際、11から13°であり、この据込み成形面の後方に連なっている二つの他の据込み成形面(1a′,1a′′)の配設にあっては傾斜角度が約0,5から8°であることを特徴とする請求項1に記載の据込み工具。【請求項09】 第一の据込み成形面(1a)に連なる他の据込み成形面(1a′)の傾斜角度(α′)が4から8°であり、この据込み成形面に連なる他の据込み成形面(1a′′)の傾斜角度(α′′)が0,5°から2°であることを特徴とする請求項8に記載の据込み工具。【請求項10】 第一の据込み成形面(1a)に連なる他の据込み成形面(1a′)の傾斜角度(α′)が5°であり、この据込み成形面に連なる他の据込み成形面(1a′′)の傾斜角度(α′′)が1°であることを特徴とする請求項9に記載の据込み工具。【請求項11】 第一の据込み成形面(1a)の傾斜角度(α)を測定した際約19から20°、特に19,8°であり、この据込み成形面の後方に連なっている三つの他の据込み成形面(1a′,1a′′,1a′′′)の配設にあっては傾斜角度が約0,9から10°、特に0,91から19,8°であり、これらの据込み成形面に続く他の据込みカリバー面(1b)に12°の傾斜角度(β)を有する出口面(1C)が連なっていることを特徴とする請求項1に記載の据込み工具。【請求項12】 第一の据込み成形面(1a)に連なっている他の据込み成形面(1a′)の傾斜角度(α1)が9,1°であり、この据込み成形面の前方に設けられている他の据込み成形面(1a′′)の傾斜角度(α′′)が5,2°であり、続く移行面(1a′′′)の傾斜角度(α′′′)が0,91°であることを特徴とする請求項11に記載の据込み工具。【請求項13】 第一の据込み成形面(1a)の傾斜角度が12°であり、この据込み成形面に続く据込み成形面(1a′)の傾斜角度が5,2°であり、そしてこの据込み成形面に連なる据込み成形面(1a′′)の傾斜角度が9.1°であることを特徴とする請求項12に記載の据込み工具。【請求項14】 それぞれ平行に指向している据込み成形面(a;d;g)と据込み工具(WZ1;WZ2)によって形成されている据込み間隙(SP)の入口方向この据込み成形面(a;d;g)の手前に設けられていて、傾斜していて、一種の多角形を形成していて、かつ徐々に大きくなる傾斜角度を有する据込み成形面(b,c;e,f;h,i,k)から成る二つの群と多数の群の据込み成形面が据込み工具(WZ1;WZ2)の据込み成形面を形成していることを特徴とする請求項1に記載の据込み工具。【請求項15】 据込み工具(WZ1;WZ2)の据込み成形面が、全部で三つの群の据込み成形面によって形成されてことを特徴とする請求項14に記載の据込み工具。【請求項16】 三つの群の据込み成形面(a,b,c;d,e,f;h,i,k)の場合、第三番目の群の傾斜した据込み成形面(h)と第一番目と第二番目の群の平行に指向している両据込み成形面(a;d)が、スラブ(BR)の運動方向にわたって測定して等しい長さ(m2;m5;m8)を有しており、長さ(m1,m3+m4とm6+m7)を有する第三番目の群の平行に指向している据込み面(g)並びに第二番目の群の傾斜した据込み成形面(e,f)が自体等しいことを特徴とする請求項15に記載の据込み工具。【請求項17】 第一番目の群の最後の傾斜した据込み成形面(c)が僅かな寸法(m10)だけ第三番目と第二番目の群の最後の傾斜した据込み成形面(kとf)の長さ(m7とm4)よりも長いことを特徴とする請求項15或いは16に記載の据込み工具。【請求項18】 第一番目の群と第二番目の群と第三番目の群の最後の傾斜した据込み成形面の傾斜角度の値が23°から20°、特に22,18°から20,56°であり、これらの群の第一もしくは第二の傾斜した据込み成形面の傾斜角度の値が8°から12,1°、特に8,13°、12,09°と8,13°であり、最後の群の第一の傾斜した据込み成形面の傾斜角度の値が約2,0°から3,0°、特に2,29°であることを特徴とする請求項16或いは17に記載の据込み工具。【請求項19】 最後の群の平行な据込み成形面(g)の後方に傾斜した出口面(g′)が設けられていることを特徴とする請求項16から18までのいずれか一つに記載の据込み工具。【請求項20】 出口面(g′)の傾斜角度が約12°から13°、特に12,09°であることを特徴とする請求項19に記載の据込み工具。【請求項21】 据込み工具の担持体が二つの偏心軸を介して駆動される、据込み工具を担持していてかつ平行に二つの案内される連接ロッドから成り、この連接ロッドにスラブの運動に同期してローラガング上での据込み工具の運動を行わせるピストン-シリンダ-ユニットが枢着されている、据込み工具によりスラブ据込みプレスを作業を行う方法において、スラブ(BR)の側面(SF1とSF2)が据込み工具(WZ1;WZ2)によって形成されるプレス間隙(SP)に進入しかつこれを通過する間に、第一番目の群の据込み成形面(a,b,c)が第一の据込みストロークを、これに続く第二番目の群の据込み成形面(d,e,f)の第二の据込みストロークと第三番目の群の据込み成形面(g,h,i,k)の第三の据込みストロークのとで、二つの先行する群の据込みストロークと共に加圧据込みすることを特徴とする方法。【請求項22】 スラブ(BR)を、据込み工具(WZ1;WZ2)の位置に対するその都度の位置に関係なく、据込み工具によって形成されるプレス間隙(SP)に入れ、所定の送り速度で送り、引続き行なわれる据込みストロークで幅低減し、その際据込み工具(WZ1;WZ2)とスラブ(BR)間の接触状態が同期して行なわれるようにすることを特徴とする請求項21に記載の方法。【請求項23】 スラブ(BR)を第一の据込み成形面に関して、据込み工具(WZ1;WZ2)の間でスラブ頭部の予め計算された位置に運動させ、その都度の必要な送り速度の調整と据込み工具速度との同期運動の下での送り長さを変えながら順次据込みストロークを作用させることを特徴とする請求項21に記載の方法。
IPC (4件):
B21J 1/04 ,  B21B 1/02 ,  B21J 9/06 ,  B22D 11/128 350
FI (4件):
B21J 1/04 ,  B21B 1/02 E ,  B21J 9/06 B ,  B22D 11/128 350 A
引用特許:
審査官引用 (6件)
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