特許
J-GLOBAL ID:200903006164227700
アンチスキッド制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-290002
公開番号(公開出願番号):特開平8-142849
出願日: 1994年11月24日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】減圧状態で車輪加減速度の検出遅れによる過減圧状態を解消して正確なアンチスキッド制御を行うことができるアンチスキッド制御装置を提供する。【構成】減圧開始時には、推定車体速度V<SB>X </SB>と車輪速度Vw<SB>i </SB>とに基づく車輪スリップ量と車輪加減速度Vw<SB>i </SB>′とに基づいて目標減圧時間ΔT<SP>* </SP>を算出し(ステップS11b)、これと設定減圧時間ΔTの何れか小さい値を減圧時間T<SB>G </SB>として設定し(ステップS11i)、この減圧時間T<SB>G </SB>が経過したときに、所定時間T<SB>0 </SB>が経過するまでの間はステップS11gに移行して減圧を禁止して保持状態とし、所定時間T<SB>0 </SB>が経過した後にステップS11hからステップS11jに移行して減圧開始時からの経過時間CTに基づく最低減圧時間ΔT<SB>min </SB>を算出し、ΔT<SP>* </SP>≧ΔT<SB>min </SB>であるときに最低減圧時間ΔT<SB>min </SB>による減圧状態とし、ΔT<SP>* </SP><ΔT<SB>min </SB>であるときには過減圧を防止する保持状態とする。
請求項(抜粋):
複数の車輪の速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速検出手段の車輪速検出値から車輪加減速度を演算する車輪加減速度演算手段と、少なくとも前記車輪速度検出手段の車輪速度に基づいて推定車体速度を演算する推定車体速度演算手段と、前記車輪速度検出手段の車輪速度、前記車輪加減速度演算手段の車輪加減速度及び前記推定車体速度演算手段の推定車体速度に基づいて各車輪に配設された制動用シリンダの流体圧を少なくとも減圧、保持及び増圧状態の何れかに制御する制動圧制御手段とを備えたアンチスキッド制御装置において、前記制動圧制御手段は、前記車輪速度検出手段の車輪速度及び推定車体速度演算手段の推定車体速度に基づく車輪スリップ量と前記車輪加減速度演算手段の車輪加減速度とに基づいて目標減圧時間を設定する目標減圧時間設定手段と、減圧開始時からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、該経過時間計測手段の経過時間に応じて最低減圧時間を設定する最低減圧時間設定手段と、減圧開始時には前記目標減圧時間を選択し、当該目標減圧時間を経過した後には前記目標減圧時間と最低減圧時間とを比較して目標減圧時間が最低減圧時間以上であるときに最低減圧時間を選択し、それ以外では保持状態とする減圧モード実行手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
IPC (2件):
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