特許
J-GLOBAL ID:200903006170611873

ポリエーテルエステル及びそれを含有してなるポリカーボネート樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-177202
公開番号(公開出願番号):特開平9-025335
出願日: 1995年07月13日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】【目的】 ポリカーボネート樹脂の本来有する透明性を損うことなく、水洗しても制電性能が低下しない永久的な帯電防止効果を有するポリカーボネート樹脂組成物を提供する。【構成】 (1)スルホン酸塩基で置換された特定の芳香族ジカルボン酸成分を含む芳香族ジカルボン酸成分、(2)数平均分子量200〜50000のポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分、(3)例えば下記式で表されるハロゲン原子含有ジオール成分、及び(4)炭素数2〜8の脂肪族グリコール成分よりなる制電性ポリエーテルエステル(A)、及び(A)を5〜40重量部含有してなるポリカーボネート樹脂組成物。
請求項(抜粋):
(A1)炭素数6〜20の芳香族ジカルボン酸及び/又はそのエステル、(A2)数平均分子量200〜50000のポリ(アルキレンオキシド)グリコール、(A3)下記式(1)【化1】[式(1)中、Xは-C(R3 )(R4 )-[ここでR3 及びR4 はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数5〜6のシクロアルキル基を表し、R3 とR4 とは互いに結合していてもよい。]で表される2価のアルキレン基、-SO2 -あるいは-O-である。k及び1はそれぞれ独立に1〜20の整数である。Yは、C1、BrまたはIであり、R1及びR2 はそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基である。m及びnはそれぞれ独立に0〜4の整数であり、これらは同時に0になることはない。]で表されるハロゲン原子含有グリコール、及び(A4)炭素数2〜8の脂肪族グリコール、を重縮合して得られるポリエーテルエステル(A)であり、上記(A1)が下記式(2)【化2】[式(2)中、Arは炭素数6〜12の3価の芳香族基を表し、R5 及びR6 はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数6〜12のアリール基を表し、M+ は金属イオン、テトラアルキルホスホニウムイオン又はテトラアルキルアンモニウムイオンを表す。]で表されるスルホン酸塩基で置換された芳香族ジカルボン酸及び/又はそのエステルを2〜50モル%含み、上記(A2)の含有量が、(A1)、(A2)、(A3)及び(A4)の合計量の5〜80重量%であり、かつ上記(A3)の含有量が、(A1)、(A2)、(A3)及び(A4)の合計量の5〜40重量%であることを特徴とするポリエーテルエステル。
IPC (2件):
C08G 63/688 NNK ,  C08L 69/00 LPR
FI (2件):
C08G 63/688 NNK ,  C08L 69/00 LPR

前のページに戻る