特許
J-GLOBAL ID:200903006180716215

ロータリ式流路切換弁における弁体用ピストンリング構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 瀧野 秀雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-168909
公開番号(公開出願番号):特開平11-013905
出願日: 1997年06月25日
公開日(公表日): 1999年01月22日
要約:
【要約】【課題】 ピストンリングの熱膨張や冷媒膨潤により圧力室と高圧側ポートとの連通度が低減することを回避し、主弁体が動作不良を起こさないようにする。【解決手段】 パイロット弁9を有するロータリ式流路切換弁において、主弁体3の外周部に形成されたピストンリング溝45に装着されるピストンリング47を、フッ素樹脂等の高滑性耐熱成形樹脂材73に金属製心材75をインサート成形することで略C字状に形成して、ピストンリング47の両端面間に形成されるスリット部49と、主弁体3及び弁ハウジング1間のバイパス間隙43とを介して高圧側ポート19と圧力室41とを連通させる。
請求項(抜粋):
円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記主弁体の一方の端面側に画定されて高圧側ポートの圧力を導入される圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁と、前記主弁体を回転駆動すると共に前記パイロット弁の開閉駆動を行う電磁ソレノイドとを有し、前記主弁体は、前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、前記主弁体の外周部に形成された環状溝に嵌着されて前記弁ハウジングの内周面に摺接するピストンリングの構造であって、前記ピストンリングは、金属製心材を高滑性樹脂材により被覆することで、前記主弁体の周方向における全体の寸法が前記環状溝の前記周方向における全周の寸法よりも小さい寸法の円弧状に形成されていて、前記金属製心材のばね力により前記弁ハウジングの内周面に摺動可能に押し付けられており、前記ピストンリングの前記周方向における両端間に、前記主弁体の外周部と前記弁ハウジングの内周面との間に画定される環状通路のうち、前記高圧側ポート側の通路部分と前記圧力室側の通路部分とを連通させるスリット部が形成されている、ことを特徴とするロータリ式流路切換弁における弁体用ピストンリング構造。
IPC (3件):
F16K 11/072 ,  F16J 9/26 ,  F16K 31/06 305
FI (3件):
F16K 11/072 Z ,  F16J 9/26 C ,  F16K 31/06 305 L
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • ピストンリング
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-210757   出願人:日本ピストンリング株式会社, ヘキストジャパン株式会社
  • 特開昭61-266451
  • 特開昭61-266451

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