特許
J-GLOBAL ID:200903006228964267

ディーゼルエンジンの急加速時の燃料噴射量制限装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北谷 寿一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-270915
公開番号(公開出願番号):特開平8-128338
出願日: 1994年11月04日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】 急加速時の黒煙の発生を円滑に防止し、過給機を付設しないディーゼルエンジンにも適用可能にする。【構成】 加速操作検出手段3と、作動用潤滑油路4と、開閉弁5と、燃料制限作動手段6とから構成され、エンジンEの潤滑ポンプ13の吐出口13aを作動用潤滑油路4を介して燃料制限作動手段6に連通し、作動用潤滑油路4に開閉弁5を介装する。エンジンEを急加速すると、これを加速操作検出手段3で検出し、潤滑油圧を利用して燃料制限作動手段6を作動させ、燃料噴射量を減量側Lに適正分規制できるので、空気不足を解消して黒煙を防止する。また、潤滑油圧を作動源として、過給機を付けないディーゼルエンジンにも適用可能になる。
請求項(抜粋):
ディーゼルエンジン(E)にガバナレバー(1)を枢支し、ガバナウエイト(17)をガバナレバー(1)の入力部(18)に、ガバナレバー(1)の出力部(19)を燃料噴射ポンプ(20)の調量ラック(22)に夫々連動し、ガバナレバー(1)をガバナスプリング(23)を介して調速レバー(2)に連結し、ガバナレバー(1)をガバナウエイト(17)のガバナフォース(GF)とガバナスプリング(23)のスプリングフォース(SF)との不釣合い力で揺動可能に構成したディーゼルエンジンにおいて、加速操作検出手段(3)と、作動用潤滑油路(4)と、開閉弁(5)と、燃料制限作動手段(6)とから構成され、上記燃料制限作動手段(6)は、作動ケース(7)内を燃料制限ロッド(8)を介してオイル受容室(10)とバネ室(11)に区画し、バネ室(11)に戻しバネ(12)を収容し、燃料制限ロッド(8)を戻しバネ(12)で燃料増量方向(R)に付勢するように構成され、上記加速操作検出手段(3)を開閉弁(5)に連動し、エンジン(E)の潤滑ポンプ(13)の吐出口(13a)を作動用潤滑油路(4)を介して燃料制限作動手段(6)に連通し、作動用潤滑油路(4)に開閉弁(5)を介装して、潤滑ポンプ(13)の吐出圧を作動用潤滑油路(4)からオイル受容室(10)に伝達可能にして、上記燃料制限作動手段(6)のオイル受容室(10)のオイル排出路(14)にオリフィス(15)を介装し、燃料制限ロッド(8)を作動ケース(7)内でオイル受容室(10)の油圧と戻しバネ(12)のバネ力とで燃料噴射量の増減方向に変移可能に構成して、燃料制限ロッド(8)の出力部(8a)を上記ガバナレバー(1)と調量ラック(22)とのいずれかに燃料増量側(R)から減量側(L)に向けて作動させるように構成し、上記加速操作検出手段(3)がエンジン(E)の加速操作を検出すると、開閉弁(5)が開弁して、潤滑ポンプ(13)の吐出圧が作動用潤滑油路(4)を経てオイル受容室(10)に伝達され、オイル受容室(10)の油圧が戻しバネ(12)のバネ力に打ち勝って、燃料制限ロッド(8)の出力部(8a)が上記ガバナレバー(1)と調量ラック(22)とのいずれかを減量側(L)に押圧付勢するように構成したことを特徴とするディーゼルエンジンの急加速時の燃料噴射量制限装置。
IPC (3件):
F02D 1/02 321 ,  F02D 1/10 ,  F02D 45/00 312

前のページに戻る